家具の素材と湿気:木の家具が反るとき
撮影 Shixart1985 / CC BY 2.0- キャンピングカーの家具の素材による違い
- 木が湿気で伸び縮みし、反ったり割れたりする理由
- 冬の結露の季節にできる手入れ
家具の素材で、重さも手触りも変わる
キャンピングカーの家具には、木の板、木を薄く重ねた板、樹脂の板、金属の枠など、さまざまな素材が使われています。木の家具は手触りが温かく、見た目にも落ち着きがあります。一方で、湿気の影響を受けやすいという面もあります。軽い素材の家具は、車全体を軽くできるのが利点です。
車を選ぶときは、見た目だけでなく、どんな素材が使われているか、湿気の多い場所に置いても大丈夫かを、販売店に聞いてみましょう。
木は、湿気で伸び縮みする
林野庁の指針では、木材に含まれる水の重さの割合を「含水率」と呼び、切ったばかりの木を長く置いておくと、だんだん乾いて一定の含水率になると説明しています。そのときの含水率は地域や季節で違いますが、一般には12〜15%くらいです。
同じ指針では、木材は乾いたり湿ったりするたびに縮んだりふくらんだりを繰り返し、向きによって伸び縮みの度合いが違うため、割れや反りが生じるとしています。また、含水率が20%以下では、木を腐らせる菌の働きが抑えられるとも書かれています。湿ったままにしないことが、家具を長持ちさせる基本です。
冬は結露に気をつける
冬の車内は、外との温度の差で窓に水滴がつきやすくなります。窓の近くの棚や、壁に沿った収納は、その水分で湿りやすい場所です。
| 場所 | 湿りやすい理由 | 手入れ |
|---|---|---|
| 窓ぎわの棚 | 窓の結露が流れ落ちる | 朝に窓と枠の水滴をふく |
| 壁ぎわの収納 | 外の冷えで壁の内側に水がつく | ときどき扉を開けて風を通す |
| 床に近い引き出し | 濡れた靴や雪が近くに置かれる | 濡れた物は別の場所へ |
| 流し台の下 | 水の管のまわり | 水がにじんでいないか見る |
| 寝床の下 | 人の体の湿気がこもる | 晴れた日に開けて乾かす |
晴れた日には扉や引き出しを開けて、中に風を通しましょう。湿気を吸う品を収納に入れておくのも一つの方法です。反りや割れに気づいたら、無理に押し込んだり削ったりせず、販売店や修理の専門の店に相談します。
- 家具の素材を販売店に聞いた
- 朝に窓と窓枠の水滴をふいた
- 晴れた日に扉や引き出しを開けて風を通した
- 濡れた靴や雪のついた物を収納の近くに置いていない
- 反りや割れに気づいたら、専門の店に相談すると決めた
家具の素材や作りの違いは、車の種類ごとの解説を読んでおくと選ぶときの目が育ちます。
キャンピングカーの入門書は、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- 家具の素材によって、重さや手触り、湿気への強さが変わります。
- 林野庁の指針では、木材は乾湿で伸び縮みを繰り返し、割れや反りが生じると説明しています。
- 冬は結露をこまめにふき、収納に風を通して、家具を湿ったままにしないようにしましょう。
次に読む車の作りの違いは『車種ページ(種類別の一覧)』のコーナーへ。読み物『キャンピングカーの種類7つ』もあわせてどうぞ。前の回のコラムでは、床下と座席の下の点検口を紹介しています。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 林野庁「森林土木木製構造物設計等指針及び森林土木木製構造物設計等指針の解説等(PDF)」(確認日 2026-10-17)
あわせて読む
同じ分類(車種の選び方)のコラム
イメージ撮影 RVテラス(図) / 当サイト作成キャンピングカーの床下や座席の下には、配線やサブバッテリー、水のポンプが隠れていることがよくあります。点検口の場所を覚えておくと、故障や水もれに早く気づけます。法令の点検の考え方と、確かめる順番をまとめます。
イメージ撮影 RVテラス(図) / 当サイト作成キャンピングカーの床は、砂や雪どけの水、食べこぼしを毎日受け止めます。クッションフロアやフローリング調の床材などを掃除のしやすさで比べる見方と、車内にほこりやダニをためない手入れを、東京都の資料から書きます。
イメージ撮影 TaurusEmerald / CC BY-SA 4.0借りた車や買ったばかりの車で最初に確かめたいのが、給油口の向きと燃料の種類です。JAFの発表では、燃料の入れ間違いは1か月で105件ありました。取り違えを防ぐ確かめ方と、間違えたときの動き方を整理します。
イメージ撮影 Dinkun Chen / CC BY-SA 4.0電子レンジの「500W」「600W」は温める強さの目安で、本体が使う電気はそれより大きくなります。インバーターの出力を選ぶときに見るべき表示と、外部電源がないと使えないことがある理由を、資源エネルギー庁の資料とNITEの注意から整理します。
次に読む
コーナー: 車種ページ(種類別の一覧)/読み物: キャンピングカーの種類7つ/前の回: 床下と座席の下の点検口:配線・電池・ポンプの場所
読み物 / グッズ / 地域のページ / 2026年1月のコラム / コラムの一覧へ


