長く乗らないキャンピングカーのバッテリー
撮影 FASTILY / CC BY-SA 4.0- 乗らない間にもバッテリーが減る理由
- バッテリー上がりがどれほど多いトラブルか
- 長く乗らない間の備え方と、確かめる先
乗らなくても、電気は少しずつ減る
紅葉の旅が終わると、春までキャンピングカーをしばらく停めておく人もいるでしょう。乗っていないのだから電気は減らない、と思いがちですが、そうではありません。
JAFは、エンジンを掛けない状態が長く続くと、「自然放電」によってバッテリーが上がることがあると説明しています。車に積まれたコンピュータや時計の機能などの電装品が、止まっている間も少しずつ電気を使うためです。
JAFの出動理由で一番多いのはバッテリー上がり
JAFのロードサービスの2024年度の出動理由(四輪・二輪合計)を見ると、バッテリーに関わるものが上位に並びます。
| 順位 | 出動理由 | 件数 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 1 | 過放電バッテリー | 778,537件 | 33.92% |
| 2 | タイヤのパンク・バースト・空気圧不足 | 467,132件 | 20.35% |
| 3 | 破損/劣化バッテリー | 193,856件 | 8.45% |
一番多い「過放電バッテリー」は、いわゆるバッテリー上がりです。JAFのロードサービスの出動の3分の1ほどを占めており、だれにでも起こりうるトラブルだと分かります。
長く乗らない間の備え方
JAFは、あまり長い距離を走らないクルマのバッテリーは寿命が短くなりやすいと説明しています。長く乗らない間の守り方(走らせる間隔、充電器を使うか、端子をどう扱うか)は、車や装備によって決まりが違います。キャンピングカーは、車を動かすためのバッテリーとは別に、車内で使うためのバッテリーを積んでいることもあります。
どの方法が自分の車に合うか、どのくらいの間隔で手入れをすればよいかは、車と装備の取扱説明書で確かめ、分からなければ販売店や整備の工場に相談しましょう。
- 停める前に、ライトや室内灯が消えているか確かめた
- 車を動かすバッテリーと、車内用のバッテリーの扱い方を取扱説明書で確かめた
- 時々走るか、充電器をつなぐか、方法を決めた
- 次に乗る日の前に、エンジンがかかるか確かめる日を決めた
日ごろの点検も忘れずに
JAFは、バッテリーをよい状態で使うには定期的な点検が有効だとして、液の量や端子の腐食・緩みなどを日ごろから見ておくことを勧めています。一般的な寿命は2〜3年とされ、2年を過ぎた頃からトラブルが増えるともいわれています。
車のバッテリーとは別に、車内で使う電気を持ち運べる電源でまかなう方法もあります。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
まとめ
- 乗らない間も、電装品が少しずつ電気を使い、バッテリーは減っていきます。
- 2024年度のJAFの出動理由では、過放電バッテリーが一番多い理由でした。
- 守り方は取扱説明書で確かめ、分からなければ販売店や整備の工場に相談しましょう。
次に読む車の電気のしくみは『電気まわり』のコーナーへ。読み物『電気まわりの基本』もあわせてどうぞ。前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)「バッテリー上がりの原因と症状、点検方法とは?(クルマ何でも質問箱)」(確認日 2026-10-17)
- JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)「JAFロードサービス 主な出動理由TOP10 2024年度 年間「四輪・二輪合計」」(確認日 2026-10-17)
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