ペットの寝る場所の温度:床と窓ぎわ
- 冬の車内で、床と窓ぎわが冷えやすい理由
- ペットの寝る場所の選び方
- 寝床を温かく保つ工夫と、夜中の様子の見方
エンジンを止めた車内は、どんどん冷える
冬の車中泊では、夜はエンジンを止めて過ごすのが基本です。JAFが冬の菅平高原で行ったテストでは、エンジンを止めた車で対策をしなかった場合、テスト開始から2時間45分後には、外がマイナス11.1度、車内が1.8度になりました。寝袋などを使った人が8時間過ごした車内は、マイナス7度まで下がっています。
人は寝袋や毛布で寒さをしのげますが、ペットは自分で布団をかけられません。寝る場所と寝床の作り方を、飼い主が考えてあげる必要があります。
床の近くと、窓ぎわは冷えやすい
冷たい空気は下にたまりやすく、車の床は外の冷えを受けやすい場所です。窓ガラスは、車の壁より外の冷たさが伝わりやすく、窓ぎわには冷えた空気が流れ落ちてきます。ペットの寝る場所は、床にじかに置くより少し高い所、窓から離れた所を選ぶと冷えにくくなります。
| 場所 | 冷えやすさ | 工夫 |
|---|---|---|
| 床にじか置き | 冷えやすい | 厚いマットを敷いて床から離す |
| 窓ぎわ | 冷えやすい | 窓の目隠しを閉め、寝床を離す |
| 座席やベンチの上 | 比べると冷えにくい | 落ちないよう固定する |
| 人の寝床の近く | 様子を見やすい | 人の寝返りで押さないように |
| 出入り口の近く | 開け閉めで冷える | 夜中に出入りする場所を避ける |
寝床はいつもの物で、温かく
三重県のペットの防災のチェックリストには、タオルやブラシなどのお手入れ道具、ペットシーツなどが並んでいます。クレートの床にペットシーツを敷き、その上にタオルや毛布を重ねると、冷えと汚れの両方に備えられます。
練馬区の資料では、ケージやキャリーをペットの「お気に入りの場所」にしておくよう勧めています。家で使っている毛布や寝床をそのまま持っていくと、においで安心し、慣れない車内でも落ち着いて眠りやすくなります。
夜中に一度は様子を見ましょう。体を丸めて震えていたり、寝床から出て落ち着かなかったりしたら、毛布を足すか、寝る場所を変えてあげます。
- ペットの寝床を床から少し離した
- 窓の目隠しを閉め、窓ぎわから寝床を離した
- ペットシーツの上にタオルや毛布を重ねた
- 家で使っている毛布を持ってきた
- 夜中に一度、震えていないか様子を見た
床からの冷えを防ぐには、クレートの下に厚めのマットを一枚敷くだけでも違います。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
まとめ
- エンジンを止めた冬の車内は、寝袋を使ってもマイナスまで下がることがあります。
- 床にじか置きと窓ぎわは冷えやすいので、少し高く、窓から離れた場所を選びましょう。
- いつもの毛布で寝床を作り、夜中に一度は様子を見てあげます。
次に読むペットとの旅の準備は『ペットと車中泊』のコーナーへ。読み物『犬・猫と車中泊をする前に』もあわせてどうぞ。前の回のコラムでも、ペットとの旅の工夫を紹介しています。
参考にした公式情報(2件・2026年10月17日に確認)
- JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)「真冬の車内温度(ユーザーテスト)」(確認日 2026-10-17)
- 練馬区「ペットの災害対策 日頃の備え」(確認日 2026-10-17)
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