家族旅の暗い夜:子どもが怖がらない明かり
撮影 MatthewRad / CC BY 2.0- 車の中の夜が、子どもにとって暗く感じる理由
- 寝る前の明かりの落とし方
- 夜中に目を覚ましたときのための足元の明かり
車の中の夜は思ったより暗い
家では、廊下の明かりや窓の外の街灯が、夜でもほのかに部屋を照らしています。けれど泊まる場所によっては、目隠しを付けた車内は本当に真っ暗になります。いつもと違う狭い場所で、目を覚ましたら何も見えない。子どもが怖がって泣き出すのも無理はありません。
一方で、明るいままでは眠りにくくなります。大切なのは、眠るための暗さと、怖くないための小さな明かりを両立させることです。
撮影 Daderot / CC0寝る前は明かりを少しずつ落とす
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、寝室にはスマートフォンやタブレット端末を持ち込まず、できるだけ暗くして寝ることが良い睡眠につながるとしています。車の中でも、寝る前の時間の過ごし方を家と同じように整えると、子どもは落ち着きやすくなります。
| 時間 | 明かりの工夫 |
|---|---|
| 寝る少し前 | 車内の明かりを暖かい色の小さなランタンだけにする |
| 寝る前 | 絵本の読み聞かせなど、画面を見ない過ごし方にする |
| 眠るとき | ランタンを消すか、いちばん弱い明るさにする |
| 夜中 | 足元の小さな明かりだけを残す |
いきなり真っ暗にするのではなく、少しずつ暗くしていくと、子どもも暗さに慣れていきます。「お月さまくらいの明るさにするね」などと声をかけて、明かりを一緒に落とすのも安心につながります。
夜中のための足元の明かり
同じ睡眠ガイドでは、高齢者向けの話として、夜中にトイレへ行くときに転ばないよう、間接照明や足元灯などを使い、目に入る光の量を減らす工夫を挙げています。これは子どもにも役立つ考え方です。
子どもの目に直接光が入らないよう、明かりは床に近い低い位置に置き、光が足元に向くようにします。夜中にトイレへ行くときは、大人が懐中電灯で足元を照らし、一緒に車を降りましょう。
- 寝る前は暖かい色の小さな明かりにした
- 寝る前はスマートフォンやタブレットを使わない
- 足元の明かりを低い位置に置いた
- 明かりが子どもの目に直接入らない
- 夜中のトイレ用の懐中電灯を枕元に置いた
子どもが安心して眠れるよう、手の届く場所に置ける小さな車内用品をそろえておくと、夜の支度が楽になります。
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撮影 Tony Webster from Minneapolis, Minnesota, United States / CC BY 2.0まとめ
- 目隠しをした車の中の夜は、子どもにとって思いのほか暗く感じます。
- 寝る前は明かりを少しずつ落とし、画面を見ない過ごし方にしましょう。
- 夜中のために、目に直接光が入らない足元の明かりを一つ残しておきます。
次に読む家族旅の工夫は『家族で車中泊』のコーナーへ。家族で寝る広さは読み物『何人で寝られる?』で紹介しています。前の回のコラムでは、雨の日の車内の遊び方を取り上げました。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(確認日 2026-10-17)
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