常備している薬を多めに持つ:旅の日数より余裕を
撮影 Subhrajyoti07 / CC BY-SA 4.0- ふだん飲んでいる薬を、旅の日数より多めに持つ理由
- 日ざしで暖まりやすい車内での薬の置き方
- お薬手帳を一緒に持っていく理由
薬は「日数ぴったり」にしない
ふだん飲んでいる薬を旅に持っていくとき、旅の日数ぶんだけ数えて持っていく人は多いでしょう。けれど、旅の予定はいつも思いどおりになるとは限りません。天気が崩れて帰りが一日延びる、車の調子が悪くなって足止めされる、ということもあります。
首相官邸の家庭での備えの案内では、飲料水などを3日分、大規模な災害では1週間分備えることが望ましいとしています。旅先で災害にあうこともあると考えると、薬も少し余裕を持たせておくと安心です。どれくらい余分に持つかは、かかりつけの医師や薬剤師に相談して決めましょう。
持ち方を分けておく
薬を一か所にまとめて持つと、その袋をなくしたときに全部の薬がなくなります。持ち方を分けておくと安心です。
| 持ち方 | 中身 |
|---|---|
| 毎日持ち歩く小さな袋 | その日と翌日に飲む分 |
| 車内の決めた引き出し | 残りの日数の分 |
| 予備の袋 | 旅の日数より多めに持つ分と、お薬手帳の写し |
毎日持ち歩く袋には、その日に飲む分だけを入れておくと、飲み忘れや飲みすぎを防げます。
暖まりやすい車内に置かない
春先でも、晴れた日の車内は日ざしで暖まります。薬の中には、高い温度で傷みやすいものもあります。保管の方法は、薬の袋や説明書に書かれていることを守りましょう。
日の当たるダッシュボードや窓際、エンジンの熱が伝わりやすい場所は避け、日の当たらない引き出しや、断熱された袋の中に置きます。車を離れるときは、毎日持ち歩く袋を一緒に持って出ると安心です。
お薬手帳を一緒に持つ
厚生労働省の資料では、お薬手帳は患者の服用歴を記載し、経時的に管理するものとされ、医師・薬剤師が確認することで、相互作用の防止や副作用の回避に役立つとしています。旅先で薬が足りなくなったり、具合が悪くなって受診したりしたときも、手帳があれば、ふだん飲んでいる薬を正しく伝えられます。
- 旅の日数より多めに薬を持った
- 多めに持つ量を医師や薬剤師に相談した
- 薬を三つの持ち方に分けた
- 日の当たる場所に薬を置いていない
- お薬手帳か、その写しを持った
旅先で手や顔をさっと拭けるよう、ウェットシートも多めに積んでおくと、衛生の備えがそろいます。
ウェットシートは、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- ふだん飲んでいる薬は、旅の日数ぴったりではなく余裕を持って持っていきましょう。
- 薬は分けて持ち、日の当たる暖まりやすい場所には置かないようにします。
- お薬手帳を一緒に持てば、旅先でもふだんの薬を正しく伝えられます。
次に読む旅の衛生は『水とトイレ』のコーナーへ。読み物『一人の車中泊の防犯とトイレ』もあわせてどうぞ。前の回のコラムでは、旅先の薬局の場所を調べておく理由を取り上げました。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 首相官邸「災害に対するご家庭での備え」(確認日 2026-10-17)
- 厚生労働省「お薬手帳について」(確認日 2026-10-17)
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