車のUSB端子の出力:車によって違う電力を確かめる
撮影 Shixart1985 / CC BY 2.0- 車のUSB端子の出力が、車によって違うこと
- 出力をこえる電力を求める機器をつないだときのこと
- シガーソケット(アクセサリーソケット)を使うときの決まり
USB端子の出力は車によって違う
車に付いているUSB端子は、どれも同じ電力を出しているわけではありません。トヨタの取扱書を見ると、C+podの充電用USB端子は「DC5V/2.1A(消費電力10.5W)の電源としてお使いください。」、ヤリスの充電用USB Type-C 端子は「DC5V/3A(消費電力15.75W)の電源としてお使いください。」とされています。自分の車の端子の出力は、取扱書で確かめることができます。
二つの車の取扱書で比べる
| 項目 | C+pod(充電用USB端子) | YARIS(充電用USB Type-C 端子) |
|---|---|---|
| 出力 | DC5V/2.1A(消費電力10.5W) | DC5V/3A(消費電力15.75W) |
| 使える時 | パワースイッチがACCまたはON | エンジンスイッチがACCまたはON |
| データ転送 | 充電専用で行えない | 充電専用で行えない |
| アクセサリーソケット | DC12V/10A(消費電力120W)未満 | DC12V/10A(消費電力120W)未満 |
どちらの取扱書も、正常に働かないおそれのある状況として、出力を「こえる電力を要求する機器を接続したとき」や、「炎天下に駐車したあとなど、車室内の温度が高いとき」を挙げています。使う機器によっては正常に充電できない場合があるとも書かれています。思ったように充電が進まないときは、端子の出力と機器が求める電力を見比べてみましょう。
シガーソケットの充電器を使う
USB端子の出力では足りないときや、端子の数が足りないときは、アクセサリーソケット(シガーソケット)に差し込む充電器を使う方法があります。ヤリスの取扱書は、アクセサリーソケットを「DC12V/10A(消費電力120W)未満の電気製品を使用するときの電源としてお使いください。」とし、それ以上の電気製品は使わないよう、ヒューズが切れるのを防ぐための注意として書いています。
充電器を選ぶときは、差し込む車のソケットの決まりの範囲で、つなぐ機器に合った出力の物を選びます。充電器の出力の表示も、買う前に確かめておきましょう。
エンジンを止めて長く使わない
どちらの取扱書も、バッテリーあがりを防ぐため、エンジン(C+podはEVシステム)を止めた状態で充電用の端子を長い時間使わないよう注意しています。車中泊の夜にスマートフォンなどを充電し続けたいときは、車のバッテリーとは別に、ポータブル電源を用意しておくと安心です。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
まとめ
- 車のUSB端子の出力は車によって違い、取扱書で確かめられます。
- 出力をこえる電力を求める機器は、正常に充電できないことがあります。
- エンジンを止めた状態で長く使わず、夜の充電は別の電源を考えましょう。
次に読む電気の基本は読み物『電気まわりの基本』へ。電源や配線の話は『電気まわり』のコーナーに集めています。前の回は、大きなトラックやバスを元にした、二十四ボルトの電気の車の話でした。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- トヨタ自動車「C+pod 取扱書「その他の室内装備」(充電用USB端子・アクセサリーソケット)」(確認日 2026-10-17)
- トヨタ自動車「YARIS 取扱書(2401)「その他の室内装備」(充電用USB Type-C 端子・アクセサリーソケット)」(確認日 2026-10-17)
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