災害のときの車中泊のプライバシー:窓の目隠し
撮影 pakku / CC BY 3.0- 避難先の駐車場で、窓を目隠しする理由と方法
- 目隠しをしても、換気と外の確認を続ける理由
- 車中泊で避難するときの健康の注意
窓を目隠しして、着替えと休む場所を作る
災害のときに避難所の駐車場などで車中泊をするなら、シェードやタオルで窓を目隠しして、着替えや休憩をする場所を作ります。周りに多くの人や車がいる場所では、車の中が見えてしまうと落ち着いて過ごせません。目隠しをすることで、狭い車内でも気持ちを休めることができます。
千葉市の車中泊避難者対策のページは、平成28年の熊本地震で「プライバシー保護や避難所での生活への不安などの様々な理由から、多くの方が車中泊避難を経験されました。」と書いています。人の目を気にせずに過ごせることは、車中泊避難を選ぶ理由の一つです。
撮影 松岡明芳 / CC BY-SA 4.0目隠しをしても、換気は続ける
目隠しで窓をふさいだままにしてはいけません。千葉市のページは、一酸化炭素中毒対策として次のことを挙げています。
| 対策 | ページにあること |
|---|---|
| 換気 | 寒くても、定期的に窓を開けて換気する |
| 駐車の間隔 | ほかの車と十分な距離をとって駐車する |
| エアコン | エアコンは外気を入れながら動かす |
目隠しは、窓の内側に布やシェードを留める形にしておくと、窓を少し開けて換気するときにも外しやすくなります。換気のときに窓を開けたら、周りの様子も一緒に見ておきましょう。
外の様子を時々確かめる
目隠しをして車の中にこもっていると、外で何が起きているかに気づきにくくなります。千葉市は、市が指定する場所に車中泊避難者を集約することによって、「避難者を把握し、支援体制の向上を図ります。」としています。支援の知らせを受け取れるよう、換気のついでに外を見たり、決まった時間に車の外に出たりして、周りの様子や知らせを確かめましょう。
体の健康のためにも、車の外に出ることは大切です。千葉市のページは、エコノミークラス症候群対策として、ときどき軽い体操やストレッチ運動を行うこと、十分にこまめに水分を取ること、眠るときは足を上げることなどを挙げています。目隠しをした車内でも、足を伸ばして横になれるよう寝床を整えておきます。
撮影 小石川人晃 / CC BY-SA 4.0目隠しの道具は前もって用意する
目隠しに使うシェードや布、留めるためのクリップは、災害が起きてから探しても手に入りにくい物です。車の窓の数と大きさに合わせて、ふだんから車に積んでおきましょう。夜の明かりや、水分をとるための保存水も一緒にまとめておくと安心です。
まとめ
- 避難先の駐車場では、シェードや布で窓を目隠しして休む場所を作ります。
- 目隠しをしても、定期的に窓を開けて換気します。
- 換気のついでに外の様子を確かめ、ときどき体を動かしましょう。
次に読む災害のときの車の使い方は読み物『災害のときの車中泊避難』へ。備えの全体は『防災・BCP』のコーナーにまとめています。前の回は、災害のときにスマートフォンの電池を長くもたせる設定でした。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 千葉市「車中泊避難者対策(更新日:2024年9月12日)」(確認日 2026-10-17)
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