トップ > くるま旅ノート > 2025年 > 7月 > 災害のときの車中泊のプライバシー:窓の目隠し
2025年7月16日(水)の話題防災・車中泊避難・BCPコラム No.2024この記事には広告(アフィリエイト)を含みます

災害のときの車中泊のプライバシー:窓の目隠し

公開 更新 確認日 2026年10月17日(出典を確かめた日)運営の方針・出典の決まり・誤りの訂正
雪国の道と矢羽根撮影 pakku / CC BY 3.0
雪国の道と矢羽根(イメージ) この写真について
この記事で分かること
  • 避難先の駐車場で、窓を目隠しする理由と方法
  • 目隠しをしても、換気と外の確認を続ける理由
  • 車中泊で避難するときの健康の注意

窓を目隠しして、着替えと休む場所を作る

災害のときに避難所の駐車場などで車中泊をするなら、シェードやタオルで窓を目隠しして、着替えや休憩をする場所を作ります。周りに多くの人や車がいる場所では、車の中が見えてしまうと落ち着いて過ごせません。目隠しをすることで、狭い車内でも気持ちを休めることができます。

千葉市の車中泊避難者対策のページは、平成28年の熊本地震で「プライバシー保護や避難所での生活への不安などの様々な理由から、多くの方が車中泊避難を経験されました。」と書いています。人の目を気にせずに過ごせることは、車中泊避難を選ぶ理由の一つです。

平成30年7月豪雨で壊れた小屋(岡山県倉敷市真備・2018年7月14日)撮影 松岡明芳 / CC BY-SA 4.0
平成30年7月豪雨で壊れた小屋(岡山県倉敷市真備・2018年7月14日)(イメージ) この写真について

目隠しをしても、換気は続ける

目隠しで窓をふさいだままにしてはいけません。千葉市のページは、一酸化炭素中毒対策として次のことを挙げています。

対策ページにあること
換気寒くても、定期的に窓を開けて換気する
駐車の間隔ほかの車と十分な距離をとって駐車する
エアコンエアコンは外気を入れながら動かす

目隠しは、窓の内側に布やシェードを留める形にしておくと、窓を少し開けて換気するときにも外しやすくなります。換気のときに窓を開けたら、周りの様子も一緒に見ておきましょう。

外の様子を時々確かめる

目隠しをして車の中にこもっていると、外で何が起きているかに気づきにくくなります。千葉市は、市が指定する場所に車中泊避難者を集約することによって、「避難者を把握し、支援体制の向上を図ります。」としています。支援の知らせを受け取れるよう、換気のついでに外を見たり、決まった時間に車の外に出たりして、周りの様子や知らせを確かめましょう。

体の健康のためにも、車の外に出ることは大切です。千葉市のページは、エコノミークラス症候群対策として、ときどき軽い体操やストレッチ運動を行うこと、十分にこまめに水分を取ること、眠るときは足を上げることなどを挙げています。目隠しをした車内でも、足を伸ばして横になれるよう寝床を整えておきます。

雪よけのスノーシェッド(国道252号)撮影 小石川人晃 / CC BY-SA 4.0
雪よけのスノーシェッド(国道252号)(イメージ) この写真について

目隠しの道具は前もって用意する

目隠しに使うシェードや布、留めるためのクリップは、災害が起きてから探しても手に入りにくい物です。車の窓の数と大きさに合わせて、ふだんから車に積んでおきましょう。夜の明かりや、水分をとるための保存水も一緒にまとめておくと安心です。

まとめ

  • 避難先の駐車場では、シェードや布で窓を目隠しして休む場所を作ります。
  • 目隠しをしても、定期的に窓を開けて換気します。
  • 換気のついでに外の様子を確かめ、ときどき体を動かしましょう。

次に読む災害のときの車の使い方は読み物『災害のときの車中泊避難』へ。備えの全体は『防災・BCP』のコーナーにまとめています。前の回は、災害のときにスマートフォンの電池を長くもたせる設定でした。

出典

この記事の数字と決まりを確かめた資料です。

  1. 千葉市「車中泊避難者対策(更新日:2024年9月12日)」(確認日 2026-10-17)
公開 更新 確認日 2026年10月17日(出典を確かめた日)運営の方針・出典の決まり・誤りの訂正

あわせて読む

同じ分類(防災・車中泊避難・BCP)のコラム

07.312025(木)
青森県 六ヶ所村 泊の海岸イメージ撮影 Feri88 / CC BY 3.0
防災・車中泊避難・BCP海沿いで車中泊中に津波の情報が出たら:夏の旅の備え

2025年7月30日のカムチャツカ半島付近の地震では和歌山県などに津波警報が出されました。海沿いで泊まる夜に津波の情報が出たらすぐ高い所へ移ること、着いた日に津波に対応した避難場所を確かめることを、気象台と国土地理院の案内で整理します。

06.292025(日)
平成30年7月豪雨で壊れた小屋(岡山県倉敷市真備・2018年7月14日)イメージ撮影 松岡明芳 / CC BY-SA 4.0
防災・車中泊避難・BCP災害のときのスマートフォンの電池を長くもたせる

災害のときは、省電力モードにし、画面の明るさを下げ、使わない通信機能を切ると、スマートフォンの電池が長くもちます。NTTドコモの電池を長持ちさせる案内の文言を手がかりに、設定と、車での充電を組み合わせる備え方を整理します。

08.262025(火)
雪よけのスノーシェッド(国道252号)イメージ撮影 小石川人晃 / CC BY-SA 4.0
防災・車中泊避難・BCP災害のときの車内の温度:季節で変わる備え

災害のときに車で過ごすと、夏は車内が高温になり、冬はエンジンを止めると急に冷えこみます。季節ごとに気をつけることと寝具や扇風機を備える理由を、内閣府の手引きとJAFの夏と冬の車内温度のテストを手がかりにまとめます。

09.132025(土)
空気圧計つきのタイヤの空気入れイメージ撮影 R. Henrik Nilsson / CC BY 4.0
防災・車中泊避難・BCP地方整備局とキャンピングカーの貸出の協定:災害への備えが広がる

2025年9月12日、国土交通省四国地方整備局と日本RV協会が、災害のときにキャンピングカーを貸し出す協定を結びました。協定の目的と、国の行政機関との協定として何例目かを、日本RV協会の発表の範囲で整理します。

次に読む

コーナー: 防災・BCP/読み物: 災害のときの車中泊避難・BCPのコーナー/前の回: 災害のときのスマートフォンの電池を長くもたせる

読み物 / グッズ / 地域のページ / 2025年7月のコラム / コラムの一覧へ