温泉の入り方のマナー:体を洗ってから入る
撮影 Aspere / CC0- 湯に入る前に、体を洗い流す理由
- かけ湯の仕方と、入浴の前に避けたいこと
- タオルや髪の扱いの考え方
湯に入る前に、かけ湯をして体を洗い流す
車中泊の旅で日帰り温泉に立ち寄ったら、湯船に入る前にかけ湯をして、体を洗い流しましょう。これが、ほかの人と同じ湯に入る温泉の基本のマナーです。
環境省が温泉の入浴の注意の掲示の基準として示した通知では、入浴前の注意として「浴槽に入る前に、手足から掛け湯をして温度に慣らすとともに、身体を洗い流すこと。」を挙げています。厚生省(現在の厚生労働省)の平成8年の通知も、各地で病原性大腸菌O―一五七による食中毒が多発したことを受けた当面の対応として、浴場の利用者への注意として「浴槽に入る前に石鹸等を用いて体をよく洗うとともに、出る際にもシャワー等で体を洗い流すようにされたいこと。」を掲示などで伝えるよう求めています。
撮影 Aspere / CC0入浴の前と入浴中の注意の表
| 場面 | 環境省の基準にあること | 車中泊の旅での考え方 |
|---|---|---|
| 入る前 | 食事の直前・直後、飲酒後の入浴は避ける | 夕食の前後は少し時間をあける |
| 入る前 | 過度の疲労時には身体を休める | 長い運転のあとは、少し休んでから入る |
| 入る前 | コップ一杯程度の水分を補給しておく | 車から水を一本持っていく |
| 湯に入るとき | 手足から掛け湯をして温度に慣らし、身体を洗い流す | 洗い場で体を洗ってから湯船へ |
| 入浴中 | 手足を軽く動かす程度にして静かに入浴する | 湯船で泳いだり騒いだりしない |
同じ基準は、高齢者や子ども、体の不自由な人は「1人での入浴は避けることが望ましい」ともしています。家族で行くときは、一緒に入る人を決めておきましょう。湯の温度についても、高齢者や高血圧症・心臓病の人などは「42℃以上の高温浴は避けること」とされています。
タオルや髪は、施設の掲示に従う
タオルを湯船に入れるかどうかや、長い髪のまとめ方は、施設ごとの決まりに従うのが確実です。この記事では一律には書きません。脱衣場や浴室の掲示を読んでから入りましょう。分からないことは、受付で尋ねるのが確実です。
撮影 Aspere / CC0日帰り温泉のチェック
- 食事の直後や、お酒を飲んだあとに入らない
- 長い運転のあとは、少し休んでから入る
- 入る前に、コップ一杯ほどの水を飲んだ
- かけ湯をして、体を洗ってから湯船に入った
- タオルや髪の扱いを、施設の掲示で確かめた
温泉のあとは、湯冷めしないうちに車へ戻り、水分をとって休みましょう。
まとめ
- 湯船に入る前に、手足からかけ湯をして、体を洗い流しましょう。
- 食事の直前・直後や飲酒後、疲れすぎているときの入浴は避けます。
- タオルや髪の扱いは、施設の掲示に従いましょう。
次に読む旅先の決まりは『マナーとルール』のコーナーへ。道の駅での過ごし方は読み物『道の駅・SA/PAで車中泊はしてよい?』で紹介しています。前の回では、海水浴場の駐車場の決まりを取り上げました。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 環境省 自然環境局「温泉法第18条第1項の規定に基づく禁忌症及び入浴又は飲用上の注意の掲示等の基準(平成26年7月1日 環自総発第1407012号)」(確認日 2026-10-17)
- 厚生省 生活衛生局 指導課(現 厚生労働省)「公衆浴場及び旅館における浴室の衛生管理の徹底について(平成8年7月26日 衛指第122号)」(確認日 2026-10-17)
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