キャンピングカーの長期の保管:バッテリーとタイヤ
- 長く乗らないと、バッテリーに何が起きやすいか
- タイヤを保管するときに避けたい場所
- 乗らない間にも見ておきたい空気圧
長く乗らない車は、バッテリーが放電しやすい
しばらく乗らない季節のキャンピングカーは、バッテリーとタイヤの二つに気を配りましょう。乗る予定がなくても、月に一度は様子を見る日を決めておくと安心です。
電池工業会は、バッテリーが放電を起こす使い方として、「長期間車に乗らなかったり、普段あまり車を使用しない。」ことを挙げています。また、ライトなどを使ったまま気づかずに置いたままにする「単純放電」もあるとしています。
車は使っていないときも、時計やカーナビなどのために「暗電流」と呼ばれる電気をバッテリーから取り出しています。電池工業会は、27Ahのバッテリーで暗電流が30mAの例では約26日でエンジンがかからなくなる計算を示し、「車に乗らないと1か月も持たずにバッテリーあがりを起こすことになります。」としています。防ぐ方法としては、走行して充電することと、定期的に充電器で充電することを挙げ、エンジンをかけているだけでは効果はあまり期待できないとも書いています。車内の電気用に別のバッテリーを積んでいる車は、それぞれの扱いを取扱説明書で確かめましょう。
タイヤは、置く場所と空気圧を見る
日本自動車タイヤ協会(JATMA)は、タイヤを保管する場合について、「直射日光、雨及び水、油類、ストーブ類の熱源及び電気火花の出る装置に近い場所などを避けてください。」としています。外したタイヤを保管するときの注意ですが、車を長く止めておく場所を選ぶときの参考にもなります。
協会は、10年という年数は「あくまで目安」で、環境や使い方によって交換が必要な時期は変わるとも書いています。
キャンピングカーは、空気圧と荷物に注意
協会が日本RV協会の協力を得て、2018年2月3日・4日に幕張メッセ西駐車場で、ユーザーが使っているキャンピングカー17台を点検した結果では、空気圧の不足とともに、タイヤの負荷が大きい車が多く見つかりました。案内は「指定空気圧は下限値です!!」と書き、指定空気圧を少しでも超えると危険だと思い込んで空気圧を下げてしまう人がいたことにも触れています。乗らない間に余分な荷物を降ろしておくと、次の旅の前の点検も楽になります。
長く乗らないときのチェック
- バッテリーの扱いを、取扱説明書で確かめた
- 室内灯などの消し忘れがない
- 日よけのある場所に停めた
- 月に一度、タイヤの空気圧を測ると決めた
- 余分な荷物を降ろした
空気圧は、手元に計る道具が一つあると、気づいたときにすぐ測れます。
タイヤの空気圧計は、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- 長く乗らない車はバッテリーが放電しやすいので、扱いを取扱説明書で確かめましょう。
- タイヤは直射日光や熱源を避けて置き、月に一度は空気圧を測りましょう。
- 指定空気圧は下限値です。下げすぎないようにしましょう。
次に読む車の手入れは『点検とメンテナンス』のコーナーへ。出かける前の確かめ方は読み物『出発前の点検リスト』でも紹介しています。前の回では、乗らない季節に配管とタンクの水を抜いておく方法を取り上げました。
参考にした公式情報(2件・2026年10月17日に確認)
- 一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)「安全に乗るために(使用・保管上の注意/長期経過タイヤの点検・交換について)」(確認日 2026-10-17)
- 一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)「キャンピングカーとタイヤ(2018年2月のキャンピングカー点検結果)」(確認日 2026-10-17)
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