キャンピングカーの静かさ:試乗で走行中の音を確かめる
撮影 Shixart1985 / CC BY 2.0- キャンピングカーの走行中の音の元
- 試乗で音を確かめる方法
- 気にしたほうがよい音の見分け方
走っているときの音は、どこから鳴るかを分けて聞く
キャンピングカーは、車内に家具や台所があるぶん、走っているときにいろいろな音が響きます。静かさを比べるときは、音の元を家具・食器・エンジン・風・タイヤに分けて聞き、試乗で実際に確かめるのが近道です。
キャンピング車の構造の要件にも、走っているときの揺れに関わる決まりがあります。国土交通省の資料は、脱着式の設備について「走行中の振動等により移動することがないよう所定の場所に確実に収納又は固縛することができるものであること。」としています。これはキャンピング車と認められるための車の造りの要件で、音の大きさを定めたものではありません。それでも試乗では、こうした設備が走っている間にしっかり収まっているかを、音と一緒に確かめておきましょう。
音の元と、試乗で確かめることの表
| 音の元 | 試乗で確かめること | 自分でできる工夫 |
|---|---|---|
| 家具の扉・引き出し | 段差を越えたとき、扉がカタカタ鳴らないか | 留め具が確実に掛かるか見る |
| 食器・調理器具 | 曲がるときに中で物が動く音がしないか | 仕切りや滑り止めを使う |
| エンジン | 後ろの席でも会話ができるか | 前と後ろ、両方の席で聞く |
| 風 | 速度を上げたとき、窓や屋根の辺りで鳴らないか | いつも走る速さで試す |
| タイヤ | 路面による音の違い | 気になる音は販売店に尋ねる |
試乗では、運転席だけでなく後ろの席にも座って聞いてみましょう。寝る場所や台所に近い席の音も、家族が過ごす場所として聞いておくと安心です。
気にしたほうがよい音
家具や食器の音は、しまい方を工夫して確かめられる音です。一方で、タイヤの近くから聞こえる音には気をつけます。JAFは、走行中にタイヤ付近から異音がする場合について、「タイヤに異物が刺さっていたり、走行関係の部品が痛んでいるなど、走行中の異音発生源は多岐にわたり複数の原因が推測されます。」と説明し、点検が必要な状態としています。
中古の車を試乗するときに、いつもと違う音やタイヤの近くの音が気になったら、販売店に点検の記録を見せてもらい、理由を尋ねましょう。
試乗で音を聞くチェック
- 前の席と後ろの席、両方で音を聞いた
- 段差や曲がり道で、扉や引き出しが鳴らないか確かめた
- いつも走る速さで、風の音を聞いた
- タイヤの近くの気になる音は、販売店に尋ねた
車の種類ごとの作りの違いは、入門の本でも比べられます。
キャンピングカーの入門書は、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- 走行中の音は、家具・食器・エンジン・風・タイヤに分けて聞きましょう。
- キャンピング車の造りの要件には、脱着式の設備を走行中の振動で動かないよう収納又は固縛できることがあります。
- タイヤの近くからの異音は点検が必要なことがあるので、販売店に尋ねましょう。
次に読む車の選び方は『車種ページ(種類別の一覧)』へ。車の形の違いは読み物『キャンピングカーの種類7つ』で紹介しています。前の回では、ベース車の年式で変わる安全装備と、リコールの確かめ方を取り上げました。中古の車を試乗する前に読んでおくと、販売店に尋ねることを整理できます。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 国土交通省「キャンピング車の構造要件(車体の形状・構造要件・留意事項の表、80ページ〜)」(確認日 2026-10-17)
- JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)「走行中にタイヤ付近から異音がする場合の原因と対処方法」(確認日 2026-10-17)
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