窓の断熱シェードを自分の車に合わせて選ぶ
撮影 Ciara Ní Riain / CC BY-SA 4.0- 冬の車内が冷えやすい理由と、窓のシェードの役割
- 車種専用のシェードと汎用の物の違い
- 窓の寸法の測り方と、説明書で確かめたい点
冬の車内は外の寒さに近づく
JAFのユーザーテストでは、2014年2月に長野県上田市の菅平高原で、エンジンを止めたミニバンの車内で午後11時から翌朝7時までの8時間を過ごす実験をしています。JAFの「クルマ何でも質問箱」によると、エアコンで車内を25℃に温めてからエンジンを止め、外気温-10.2℃で測り始めたところ、1時間後には車内温度が15℃以上下がり、3時間で氷点下になりました。JAFは、エンジンを止めると車内の温度は急に下がり、最終的には外気温に近づいていく傾向だとしています。
| 対策 | 結果(JAFのテストより) |
|---|---|
| 対策なし | 2時間45分後にギブアップ(外の気温-11.1℃、車内1.8℃) |
| エマージェンシーシート | 5時間27分後にギブアップ(外の気温-12℃、車内-3.9℃) |
| 毛布+使い捨てカイロ/寝袋(冬山用) | 8時間たっても寒さに耐えて終了(外の気温-12.9℃、車内-7℃) |
JAFは、厳冬期の車内は荒天のときの緊急の避難場所として使うに留めるのが賢明だとしています。このテストで有効だったのは寝具(毛布+使い捨てカイロ、冬山用の寝袋)で、窓のシェードの効果は測られていません。シェードは寝具の代わりではなく、窓をおおって外の明かりや視線をさえぎる道具として、寝具と組み合わせて使いましょう。
車種専用と汎用の違い
シェードには、特定の車の窓の形に合わせて作られた車種専用の物と、いろいろな車に合わせて切ったり重ねたりして使う汎用の物があります。
車種専用の物は、窓の形にぴったり合い、すき間ができにくいのが良い点です。汎用の物は値段を抑えやすく、窓の形が特殊な車でも工夫して使えます。キャンピングカーは、もとの車の窓と、あとから付けた窓が混ざっていることがあるので、窓ごとに合う物を選びましょう。
窓の寸法を測る
汎用の物を選ぶときや、車種専用の物が合うか確かめるときは、窓の寸法を測っておきます。
1. 窓に番号をつけ、どの窓を測ったか分かるようにする2. 窓の縦と横の長さを、ゴムの縁の内側で測る3. 角が丸い窓は、角の形も紙に写しておく4. 測った寸法をメモし、買い物のときに持っていく
吸盤で留めるシェードは、窓に跡が残ることや、取り付け方によって窓ガラスに負担がかかることが気になる方もいるでしょう。付け方や使える窓について、シェードと車の説明書で確かめてから使いましょう。
- 窓に番号をつけて寸法を測った
- 車種専用か汎用かを窓ごとに決めた
- すき間ができないか、試しに付けてみた
- 吸盤の跡や窓への影響を説明書で確かめた
- 走る前に外すことを習慣にした
窓の形に合うシェードを選ぶと、すき間なくおおいやすくなります。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
まとめ
- エンジンを止めた冬の車内は、時間とともに外の寒さに近づいていきます(JAFのテスト)。寝具で体を温めることが先です。
- シェードは、車種専用か汎用かを窓ごとに選びましょう。
- 寸法を測り、吸盤の跡や窓への影響は説明書で確かめてから使います。
次に読む季節の備えは『季節の備え』のコーナーへ。冬の夜の過ごし方は読み物『冬の寒さ対策』でも紹介しています。体を温める道具は、コラムNo.2162「ハンドウォーマーとカイロの違い:繰り返し使える物」で比べているので、シェードと一緒にそろえる物を選ぶときに役立ちます。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)「冬の車内温度(JAFユーザーテスト)」(確認日 2026-10-17)
- JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)「厳冬期の自動車の室内はどのくらい温度が低くなりますか?(JAF クルマ何でも質問箱)」(確認日 2026-10-17)
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