トップ > くるま旅ノート > 2026年 > 4月 > キャンピングカーのガスコンロ:車内で火を使う装備
2026年4月25日(土)の話題車種の選び方コラム No.2307この記事には広告(アフィリエイト)を含みます

キャンピングカーのガスコンロ:車内で火を使う装備

公開 確認日 2026年10月17日(出典を確かめた日)運営の方針・出典の決まり・誤りの訂正
ガスコンロの火撮影 Lisafern / CC0
ガスコンロの火(イメージ) この写真について
この記事で分かること
  • キャンピングカーの炊事設備について、国が定めている要件
  • 車内で火を使うときの換気と、燃料の置き場の考え方
  • 日ごろのガスの点検で見ておきたいこと

炊事設備の要件

国土交通省の用途区分の取扱いでは、キャンピング車の構造の要件として、水道設備と炊事設備を持つことを挙げています。炊事設備には、調理台など調理に使う場所が0.3m以上×0.2m以上の平面を持つことや、コンロ等により炊事を行うことができることが求められています。

ガスコンロは、こうした炊事設備の代表的な装備です。旅先で湯を沸かしたり、温かい料理を作ったりできるので、車を選ぶときに重視する人も多い装備です。

換気と燃料の置き場の決まり

同じ取扱いでは、火を使う場所や燃料について、次のような要件を定めています。

要件取扱いの内容
熱を出す場所の付近火災を生じない等十分な耐熱性・耐火性を持つ
換気付近の窓又は換気扇等により必要な換気が行える
常設の燃料タンクの置き場車室内と隔壁で仕切られ、車外との通気が十分確保されている
燃料タンクの取り付け衝突等で衝撃を受けた場合に損傷を受けるおそれの少ない場所
燃料の配管振動等で損傷しないよう確実に取り付ける

車を選ぶときは、コンロのそばに開けられる窓や換気扇があるか、燃料の容器がどこに置かれているかを、販売店で実際に見せてもらいましょう。使うときは、窓を開けるか換気扇を回し、空気の通り道を作ってから火をつけます。

日ごろのガスの点検

車のガスの装備は、走行の揺れを受け続けます。配管やつなぎ目にゆるみやひびが出ていないか、においがしないかを、日ごろから気にかけましょう。点検の方法や時期は、車を買った販売店の説明に従い、決まった時期に見てもらうのが安心です。

カセットこんろを持ち込んで使う場合もあります。NITEは、カセットボンベを機器に正しく装着すること、異常に熱くなるような使い方をしないこと、古くなった製品の部品の劣化や破損、緩みに注意すること、室内に保管することを呼びかけています。夏の車内は高温になるので、ボンベを置いたままにしないようにしましょう。

  • コンロのそばに、開けられる窓か換気扇があるか見た
  • 燃料の置き場が車内と仕切られているか見た
  • 火をつける前に、窓を開けるか換気扇を回す
  • ガスのにおいがしたら、使わずに販売店に相談する
  • 点検の時期を販売店に聞いた

車内の装備を比べながら車を選ぶなら、入門書で設備の種類を先に押さえておくと、販売店で質問しやすくなります。

キャンピングカーの入門書は、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。

グッズのページへ

まとめ

  • キャンピング車の炊事設備には、調理台の広さやコンロで炊事できることが求められています。
  • 火を使う場所には換気ができること、燃料の置き場は車内と仕切ることなどが定められています。
  • ガスの配管やにおいに日ごろから気を配り、点検は販売店の説明に従いましょう。

次に読む車の装備の違いは『車種ページ(種類別の一覧)』のコーナーへ。読み物『キャンピングカーの種類7つ』もあわせてどうぞ。前の回のコラムでは、水のポンプの音を紹介しています。

出典

この記事の数字と決まりを確かめた資料です。

  1. 国土交通省「用途区分通達 4-1-3(4) キャンピング車の構造要件(PDF)」(確認日 2026-10-17)
  2. 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)「カセットボンベの破裂に注意(ポスター・PDF)」(確認日 2026-10-17)
公開 確認日 2026年10月17日(出典を確かめた日)運営の方針・出典の決まり・誤りの訂正

あわせて読む

同じ分類(車種の選び方)のコラム

04.122026(日)
水のポンプイメージ撮影 welshbabe / CC BY-SA 2.0
車種の選び方キャンピングカーの水のポンプの音

キャンピングカーの蛇口から水を出すと、タンクの水を送るポンプが動いて音が鳴ります。静かな夜には、この音が家族や隣の車まで届くことがあります。ポンプの仕組みと音の出方、車を選ぶときと使うときの工夫を整理しました。

05.132026(水)
IHコンロイメージ撮影 MDeWorld / CC BY 3.0
車種の選び方IHコンロ付きの車:電気で調理する装備の電力

火を使わないIHコンロは、車内の調理を手軽にしてくれる装備です。ただ、消費電力が大きく、サブバッテリーだけで使える時間は思ったより短くなります。計算の例で使える時間を確かめ、外部電源とのかね合いや、車を選ぶときに見ておきたい点をまとめます。

05.262026(火)
吸音材イメージ撮影 mike / CC BY-SA 2.0
車種の選び方キャンピングカーの防音:寝る場所とエンジンの位置

キャンピングカーは、もとになる車によってエンジンの位置が前だったり床の下だったりします。エンジンの位置で、寝る場所に伝わる音や熱がどう違うかの考え方と、展示車やレンタルで確かめる方法、寝る前にできる静かに眠る工夫をまとめます。

03.222026(日)
テレビの画面イメージ撮影 STR2OfficialYT / CC BY-SA 4.0
車種の選び方車でテレビを見るなら:停車中だけの決まりとアンテナ

車の画面でテレビを見られるのは、車が止まっているときだけです。道路交通法の決まりを確かめたうえで、キャンピングカーでテレビを見るためのアンテナや受信の仕組み、停める場所で映り方が変わる理由を整理します。

次に読む

コーナー: 車種ページ(種類別の一覧)/読み物: キャンピングカーの種類7つ/前の回: キャンピングカーの水のポンプの音

読み物 / グッズ / 地域のページ / 2026年4月のコラム / コラムの一覧へ