キャンピングカーのガスコンロ:車内で火を使う装備
撮影 Lisafern / CC0- キャンピングカーの炊事設備について、国が定めている要件
- 車内で火を使うときの換気と、燃料の置き場の考え方
- 日ごろのガスの点検で見ておきたいこと
炊事設備の要件
国土交通省の用途区分の取扱いでは、キャンピング車の構造の要件として、水道設備と炊事設備を持つことを挙げています。炊事設備には、調理台など調理に使う場所が0.3m以上×0.2m以上の平面を持つことや、コンロ等により炊事を行うことができることが求められています。
ガスコンロは、こうした炊事設備の代表的な装備です。旅先で湯を沸かしたり、温かい料理を作ったりできるので、車を選ぶときに重視する人も多い装備です。
換気と燃料の置き場の決まり
同じ取扱いでは、火を使う場所や燃料について、次のような要件を定めています。
| 要件 | 取扱いの内容 |
|---|---|
| 熱を出す場所の付近 | 火災を生じない等十分な耐熱性・耐火性を持つ |
| 換気 | 付近の窓又は換気扇等により必要な換気が行える |
| 常設の燃料タンクの置き場 | 車室内と隔壁で仕切られ、車外との通気が十分確保されている |
| 燃料タンクの取り付け | 衝突等で衝撃を受けた場合に損傷を受けるおそれの少ない場所 |
| 燃料の配管 | 振動等で損傷しないよう確実に取り付ける |
車を選ぶときは、コンロのそばに開けられる窓や換気扇があるか、燃料の容器がどこに置かれているかを、販売店で実際に見せてもらいましょう。使うときは、窓を開けるか換気扇を回し、空気の通り道を作ってから火をつけます。
日ごろのガスの点検
車のガスの装備は、走行の揺れを受け続けます。配管やつなぎ目にゆるみやひびが出ていないか、においがしないかを、日ごろから気にかけましょう。点検の方法や時期は、車を買った販売店の説明に従い、決まった時期に見てもらうのが安心です。
カセットこんろを持ち込んで使う場合もあります。NITEは、カセットボンベを機器に正しく装着すること、異常に熱くなるような使い方をしないこと、古くなった製品の部品の劣化や破損、緩みに注意すること、室内に保管することを呼びかけています。夏の車内は高温になるので、ボンベを置いたままにしないようにしましょう。
- コンロのそばに、開けられる窓か換気扇があるか見た
- 燃料の置き場が車内と仕切られているか見た
- 火をつける前に、窓を開けるか換気扇を回す
- ガスのにおいがしたら、使わずに販売店に相談する
- 点検の時期を販売店に聞いた
車内の装備を比べながら車を選ぶなら、入門書で設備の種類を先に押さえておくと、販売店で質問しやすくなります。
キャンピングカーの入門書は、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- キャンピング車の炊事設備には、調理台の広さやコンロで炊事できることが求められています。
- 火を使う場所には換気ができること、燃料の置き場は車内と仕切ることなどが定められています。
- ガスの配管やにおいに日ごろから気を配り、点検は販売店の説明に従いましょう。
次に読む車の装備の違いは『車種ページ(種類別の一覧)』のコーナーへ。読み物『キャンピングカーの種類7つ』もあわせてどうぞ。前の回のコラムでは、水のポンプの音を紹介しています。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 国土交通省「用途区分通達 4-1-3(4) キャンピング車の構造要件(PDF)」(確認日 2026-10-17)
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)「カセットボンベの破裂に注意(ポスター・PDF)」(確認日 2026-10-17)
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