トップ > くるま旅ノート > 2026年 > 5月 > IHコンロ付きの車:電気で調理する装備の電力
2026年5月13日(水)の話題車種の選び方コラム No.2325この記事には広告(アフィリエイト)を含みます

IHコンロ付きの車:電気で調理する装備の電力

公開 確認日 2026年10月17日(出典を確かめた日)運営の方針・出典の決まり・誤りの訂正
IHコンロ
IHコンロ 写真:MDeWorld / CC BY 3.0
この記事で分かること
  • IHコンロが、サブバッテリーで使える時間の目安の出し方
  • 外部電源があるときと、ないときの使い方の違い
  • 車を選ぶときに確かめたい点

消費電力が大きい装備だと知っておく

IHコンロは、火を使わずに湯を沸かしたり炒め物をしたりできるので、車内の調理を手軽にしてくれます。換気の心配が少ないのも魅力です。ただ、電気で熱をつくるぶん、消費電力の大きい装備です。車にIHコンロが付いていても、どの電源で使うかによって、使える時間が大きく変わります。

使える時間を計算で確かめる

IHのコンロ
IHのコンロ 写真:Wtshymanski (talk). / CC BY-SA 3.0

使える時間は、電池に入っている電気の量を、コンロが使う電気の量で割るとおおよそ分かります。ここでは計算の仕方を示すため、数字を仮に置いて考えます。電池の電気の量が1,200Wh、コンロの消費電力が1,200Wなら、1,200Wh÷1,200W=1時間です。実際には、電気を家庭用の形に変える装置での損失や、電池を使い切らないための残りがあるので、使える時間はこれより短くなります。

仮に置いた条件計算おおよその時間
電池1,200Wh、コンロ1,200W1,200÷1,2001時間より短い
電池1,200Wh、コンロを600Wで使う1,200÷6002時間より短い
電池600Wh、コンロ1,200W600÷1,20030分より短い

自分の車の電池の量と、コンロの消費電力は、販売店や取扱説明書で確かめましょう。火力を下げて使えば時間は延びますが、調理の時間も長くなります。

外部電源とのかね合い

RVパークの条件として日本RV協会が挙げている項目には、100Vの電源が使えること(20A以上推奨)があります。外部電源のある区画なら、IHコンロも気兼ねなく使えます。外部電源がない夜は、湯沸かしだけにする、カセットこんろと使い分ける、といった考え方になります。

NITEは、接続する電気製品の消費電力を確かめて超えないようにすること、消費電力の大きな機器には延長コードなどをなるべく使わないことを注意しています。外部電源を使うときも、電源の容量と、ほかの家電と同時に使わないかを確かめておきましょう。

車を選ぶときに確かめたい点

  • サブバッテリーの電気の量(Wh)を聞いた
  • IHコンロの消費電力と、火力の段階を聞いた
  • 外部電源につないだとき、コンロと同時に使える家電を確かめた
  • 外部電源がない夜の調理の方法を考えた
  • 電池の充電の方法(走行・外部電源・太陽光)を確かめた

装備の種類や電気の基本は、入門書で一通り押さえておくと、販売店の説明も分かりやすくなります。

キャンピングカーの入門書は、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。

グッズのページへ

まとめ

  • IHコンロは消費電力が大きく、サブバッテリーだけでは使える時間が短くなります。
  • 電池の量÷消費電力で目安を出し、損失を見込んでさらに短く考えましょう。
  • 外部電源のある区画を選ぶか、ほかの調理方法と使い分けるのが現実的です。

次に読む装備ごとの車の違いは『車種ページ』の種類別の一覧で比べられます。種類の全体像は、読み物『キャンピングカーの種類7つ』へ。前の回のコラムもあわせてどうぞ。

出典

この記事の数字と決まりを確かめた資料です。

  1. 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)「延長コードの使い方に注意(注意喚起ポスター)」(確認日 2026-10-17)
  2. くるま旅クラブ(一般社団法人 日本RV協会)「RVパークとは」(確認日 2026-10-17)
公開 確認日 2026年10月17日(出典を確かめた日)運営の方針・出典の決まり・誤りの訂正

あわせて読む

同じ分類(車種の選び方)のコラム

05.262026(火)
吸音材撮影 mike / CC BY-SA 2.0
車種の選び方キャンピングカーの防音:寝る場所とエンジンの位置

キャンピングカーは、もとになる車によってエンジンの位置が前だったり床の下だったりします。エンジンの位置で、寝る場所に伝わる音や熱がどう違うかの考え方と、展示車やレンタルで確かめる方法、寝る前にできる静かに眠る工夫をまとめます。

04.252026(土)
ガスコンロの火撮影 Lisafern / CC0
車種の選び方キャンピングカーのガスコンロ:車内で火を使う装備

車内にガスコンロがあるキャンピングカーは、旅先でも温かい料理が作れます。一方で、狭い車内で火を使う装備には、換気や燃料の置き場についての決まりがあります。国の構造要件の内容と、日ごろのガスの点検の大切さを整理しました。

04.122026(日)
水のポンプ撮影 welshbabe / CC BY-SA 2.0
車種の選び方キャンピングカーの水のポンプの音

キャンピングカーの蛇口から水を出すと、タンクの水を送るポンプが動いて音が鳴ります。静かな夜には、この音が家族や隣の車まで届くことがあります。ポンプの仕組みと音の出方、車を選ぶときと使うときの工夫を整理しました。

06.132026(土)
ミニバン撮影 Jared Cabot / CC BY-SA 4.0
車種の選び方乗り換えを考えるきっかけ:家族の人数と旅の回数

キャンピングカーの乗り換えは、車の古さよりも、家族の人数や旅の回数、置き場所といった使い方の変化から考えると判断しやすくなります。乗り換えを考える目安と、下取りや売却の前に整理しておきたい書類を、国の案内をもとにまとめます。

次に読む

コーナー: 車種ページ(種類別の一覧)/読み物: キャンピングカーの種類7つ/前の回: キャンピングカーのガスコンロ:車内で火を使う装備

読み物 / グッズ / 地域のページ / 2026年5月のコラム / コラムの一覧へ