点検の一覧表を月に一回と年に一回で分ける
撮影 U.S. Marine Corps photo by Lance Cpl. Aaliyah Hunt / Public domain- 点検の一覧表を、月に一回と年に一回に分ける理由
- 月に一回、自分で見る項目の例
- 年に一回の定期点検で、専門の工場に任せる項目
一覧表は「いつ見るか」で分ける
車の点検の項目を一枚の表に全部並べると、毎回すべてを見なければならない気がして、続かなくなりがちです。そこで、点検の一覧表を「月に一回、自分で見る物」と「年に一回、専門の工場に見てもらう物」の二枚に分けましょう。
道路運送車両法の第47条の2では、自動車の使用者は、走行距離や運行時の状態などから判断した適切な時期に、灯火装置の点灯や制動装置の作動など、日常的に点検すべき事項について、目視等により自動車を点検しなければならないとしています。国土交通省中国運輸局の点検整備の案内では、自家用乗用車の定期点検は1年ごとに実施しなければならないとしています。自分で見る点検と、年に一回の点検は、もともと役割が違うのです。
月に一回、自分で見る項目
| 場所 | 見ること |
|---|---|
| 灯火 | ライト、ブレーキランプ、方向指示器が点くか |
| タイヤ | 空気の量、溝の深さ、傷やひび |
| ブレーキ | 踏みごたえ、効き方に変わりがないか |
| 液の量 | エンジンオイル、冷却水、ウインドウォッシャー液 |
| 車内の装備 | 水タンクの水漏れ、ガスのにおい、電気の配線の熱 |
キャンピングカーは、車の部分に加えて、水や電気、ガスの装備があります。月に一回の表には、車内の装備の項目も入れておきましょう。旅の回数が多い月は、出発の前にも同じ表で見ると安心です。
年に一回、専門の工場に任せる項目
年に一回の定期点検は、車の下回りやブレーキの中、かじ取りの装置など、自分では見られない部分を、専門の工場に見てもらう点検です。中国運輸局の案内では、車検は検査の時点で基準に適合しているかを確認するもので、次の検査までの安全性等を補償するものではないとしています。車検の年でなくても、年に一回の点検を受けることが大切です。
年に一回の表には、点検を受けた日、工場の名前、指摘されたこと、次に受ける月を書いておきます。指摘されたことを月に一回の表に書き足すと、次の一年の点検に生かせます。
- 点検の一覧表を、月に一回と年に一回の二枚に分けた
- 月に一回の表に、車内の水・電気・ガスの項目を入れた
- 年に一回の定期点検を受ける月を決めた
- 定期点検で指摘されたことを、月に一回の表に書き足した
月に一回の点検をするなら、タイヤの空気圧を測る道具を一つ積んでおくと、旅先でも確かめられます。
タイヤゲージは、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- 点検の一覧表は、月に一回自分で見る物と、年に一回専門の工場に任せる物に分けましょう。
- 月に一回の表には、灯火・タイヤ・ブレーキ・液の量に加え、車内の装備の項目も入れます。
- 自家用乗用車の定期点検は1年ごとで、車検の年でなくても受けることが大切です。
次に読む車の手入れは『点検とメンテナンス』のコーナーへ。読み物『出発前の点検リスト』もあわせてどうぞ。前の回のコラムでは、床下の収納の点検を紹介しています。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)「道路運送車両法 第47条の2(日常点検整備)」(確認日 2026-10-17)
- 国土交通省 中国運輸局「点検整備」(確認日 2026-10-17)
あわせて読む
同じ分類(DIY・メンテナンス)のコラム
イメージ撮影 RVテラス(図) / 当サイト作成キャンピングカーの床下の収納は、ふだん目に入らないぶん、水がたまったり汚れがこびりついたりしやすい場所です。床下に水タンクや配管がある車も多いことを踏まえ、水と汚れを確かめる手順と、点検の時期の考え方を整理しました。
イメージ撮影 Martin Vorel / CC BY-SA 4.0キャンピングカーは車としての点検に加えて、電気や水まわり、家具の固定など、住まいの部分の点検も要ります。国の決まりにある定期点検の考え方を確かめ、販売店に頼む時期の決め方と、見てもらう項目、頼む前に自分で書き出しておくことをまとめます。
イメージ撮影 CEphoto, Uwe Aranas / CC BY-SA 3.0旅先で車の調子が悪くなったとき、自分で直せる物と、専門の人に任せる物を分けておくと慌てずに済みます。JAFの出動理由の統計から多い故障を確かめ、ヒューズや電球など自分でできる範囲と、連絡先の控え方、故障しにくくする出発前の準備をまとめます。
イメージ撮影 RVテラス(図) / 当サイト作成スライドドアのレールに砂やほこりがたまると、動きが重くなったり、閉まりきらなかったりします。自分でできるレールの掃除の手順と、掃除のときに指を挟まないための注意、整備工場に相談したい症状を、消費者庁と国土交通省の案内から整理します。


