牽引するときの運転:トレーラーの揺れ
撮影 W. Bulach / CC BY-SA 4.0- トレーラーが揺れやすくなる条件
- 高速道路で牽引するときの速度の決まり
- 揺れにくい荷物の積み方
トレーラーの揺れは、条件が重なると出る
キャンピングトレーラーを引いて走っていると、後ろのトレーラーが左右に小さく振れるように感じることがあります。速度が高いとき、強い横風を受けたとき、大きな車に追い越されたとき、荷物の積み方が偏っているときなど、いくつかの条件が重なると揺れが大きくなりやすいと言われています。揺れを感じたら、慌てずに速度を落とすことが基本の考え方です。急なハンドル操作や急ブレーキは、かえって揺れを大きくするおそれがあるので避けましょう。
| 揺れやすくなる条件 | 考え方 |
|---|---|
| 速度が高い | 決まりの範囲内でも、控えめな速度で走る |
| 強い横風 | 風の予報を見て、強い日は走る時間をずらす |
| 大きな車に追い越される | 車間を空け、左に寄りすぎずにまっすぐ保つ |
| 荷物の偏り | 重い物を低く、車軸の近くに積む |
撮影 Tom(Ecocampor) / CC BY-SA 4.0高速道路での速度の決まり
道路交通法施行令の第27条は、高速道路の本線での最高速度を車の種類ごとに決めています。この条文では、牽引されるための構造と装置を持つ車を牽引している自動車は、より高い速度の区分から除かれ、「前二号に掲げる自動車以外の自動車」として毎時80kmとされています。普通の乗用車だけで走るときと同じ感覚で速度を上げないよう気をつけましょう。標識で別の速度が示されているときは、その速度に従います。
風の強い日は、走らない選び方も
気象庁の風の強さと吹き方の表では、平均風速が10m/s以上15m/s未満のやや強い風で、高速で走っていると横風に流される感覚を受けるとしています。トレーラーは横の面が広く、風の影響を受けやすい車です。風の強い予報の日は、出発の時間を変える、海沿いや橋の多い道を避ける、といった選び方も考えましょう。
撮影 W.carter / CC0揺れにくい積み方
道路交通法の第55条では、運転者は車両の安定を害するような積載をして運転してはならないとしています。トレーラーの中の荷物は、重い物を床に近い低い位置、車軸の近くに置き、左右の重さをそろえます。前や後ろの端に重い物を寄せると、揺れの原因になります。走る前に、扉や引き出しが閉まっているか、荷物が動かないように固定されているかも確かめましょう。
- 重い物を低く、車軸の近くに積んだ
- 左右の重さをそろえた
- 荷物が動かないように固定した
- 高速道路では、牽引のときの速度を守る
- 風の予報を見て、走る時間と道を決めた
まとめ
- 速度・横風・追い越し・荷物の偏りが重なると、トレーラーは揺れやすくなります。
- 牽引しているときの高速道路の最高速度は、施行令で毎時80kmとされています。
- 重い物を低く車軸の近くに積み、左右の重さをそろえましょう。
次に読む走るときと停めるときの決まりは『マナーとルール』のコーナーへ。休憩の場所の使い方は、読み物『道の駅・SA/PAで車中泊はしてよい?』で紹介しています。前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)「道路交通法施行令 第27条(高速自動車国道の最高速度)」(確認日 2026-10-17)
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)「道路交通法 第55条(乗車又は積載の方法)」(確認日 2026-10-17)
- 気象庁「風の強さと吹き方」(確認日 2026-10-17)
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