旅先で家具の扉が壊れたとき:応急の処置
撮影 Siobhan Leachman / CC0- 旅先で扉の留め具が壊れたときの考え方
- テープやひもで扉を留める手順
- テープで補修してはいけない物
旅先では直さず、閉じたまま留める
家具の扉の留め具が旅先で壊れたら、その場で元通りに直そうとするより、扉が開かないように留めて走り、帰ってから修理するほうが確実です。部品や工具がそろわない場所での修理は、かえって傷を広げることがあります。応急の処置は、走っている間に扉が開かないことだけを目的にしましょう。
扉が走行中に開くと、中の物が飛び出して、運転の妨げになったり、乗っている人に当たったりするおそれがあります。道路交通法第五十五条第二項は、運転者の視野やハンドルなどの操作を妨げたり、車両の安定を害したりするような積載をして運転してはならない、と定めています。棚の中の物も、走っている間に動かないようにしておく必要があります。
テープとひもで留める手順
| 手順 | すること | ポイント |
|---|---|---|
| 一 | 中の物を出して、扉を軽くする | 重い物は床の近くに移す |
| 二 | 扉をしっかり閉める | ゆがみがないか確かめる |
| 三 | 布テープを扉と枠にまたがって貼る | 汚れを拭いてから貼る |
| 四 | 取っ手があれば、ひもや結束バンドで縛る | 運転の前に引いて確かめる |
テープは、はがすときに表面を傷めることがあります。目立たない所に貼るか、養生用のテープを先に貼ってから布テープを重ねると、跡が残りにくくなります。
取り外せる設備も、同じ考え方で
国土交通省のキャンピング車の構造要件には、取り外せる設備について、走っている間の振動などで動くことがないよう、決まった場所に確実にしまうか、しっかり固定できるものであることという決まりがあります。扉が壊れた棚の中身や、置き場所を失った物も、同じように固定してから走りましょう。
テープで補修してはいけない物
テープは扉の応急には便利ですが、何にでも使えるわけではありません。NITE(製品評価技術基盤機構)は、電源コードについて、断線部分をビニールテープで補修するなどの改造や不適切な修理は絶対に行わないように、と呼びかけています。接触の不良で発煙や発火のおそれがあるためです。コードが傷んだら、使うのをやめて取り替えましょう。
- 布テープ、ひも、結束バンドを車に積んでいる
- 留めたあと、扉を引いて開かないか確かめた
- 帰ったら、販売店や整備の店に修理を相談する
- 傷んだ電源コードは、テープで補修せずに使うのをやめた
テープやひもは小さくまとまるので、工具箱に入れておくと旅先で困りません。
補修テープは、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- 旅先では直そうとせず、扉が開かないように留めて走り、帰ってから修理しましょう。
- 布テープを扉と枠にまたがって貼り、取っ手はひもで縛ります。
- 電源コードは、テープで補修してはいけません。
次に読む出かける前の点検は、読み物『出発前の点検リスト』へ。車の手入れの話は『点検とメンテナンス』のコーナーにまとめています。前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)「道路交通法 第五十五条(乗車又は積載の方法)」(確認日 2026-10-17)
- 国土交通省「用途区分通達 4-1-3(4) キャンピング車の構造要件(PDF)」(確認日 2026-10-17)
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)「電源コードの気をつけるポイント(PDF)」(確認日 2026-10-17)
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