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UNICAT EX70-HDM(メルセデス・ベンツ アクトロス 3355 6×6)撮影 Gampe / CC BY-SA 4.0
世界の驚きのキャンピングカー

6輪駆動のトラックに、断熱60mmの家。冷凍庫・発電機・暗視カメラまで積む探検車

UNICAT EX70HDM(ウニキャット) ドイツの UNICAT が1台ずつ作る遠征用のキャンピングカー。EX70HDM はメルセデス・ベンツ アクトロス 3355 の6×6が土台です。

大型トラック(メルセデス・ベンツ アクトロス 3355・6輪駆動)に、ガラス繊維の板で作った居住の箱を載せた探検車。公式の全体の寸法は 長さ10,090mm・幅2,480mm・高さ3,912mm、重さ22,990kg。幅は日本の上限内。高さ3.9mは保安基準の3.8mを上回り、重さは車両制限令の一般の道路の20トンを上回る。

外観と仕組み

土台はアクトロス 3355 の6×6(405kW/551馬力・16段の自動変速)。公式の装備表には、走りながらタイヤの空気圧を変える装置(CTIS)、14トンの油圧ウインチ、700リットルの燃料タンク、暗視の熱画像カメラ、152デシベルのエアホーンが並びます。

EX70-HDM の正面
EX70-HDM の正面 撮影 Gampe / CC BY-SA 4.0

居住の箱は、厚さ60mmのガラス繊維の板を接着で組んだもの。車台がねじれても箱がゆがまないよう、3点で支える取り付け方をしています(公式の説明)。

後ろに予備タイヤ2本を背負う
後ろに予備タイヤ2本を背負う 撮影 Gampe / CC BY-SA 4.0

屋根は電動で持ち上がり、その下がダブルベッドの空間。後ろには、オートバイ・燃料の缶2つ・予備タイヤ2本を載せる油圧の台があります(この台を含めると長さはさらに1,413mm伸びる)。

後ろ姿
後ろ姿 撮影 Gampe / CC BY-SA 4.0

UNICAT は1978年に、古い軍用のウニモグを探検車に作り替えたところから始まり、1990年に会社になりました(公式の沿革)。

運転台と居住の箱のつなぎ目
運転台と居住の箱のつなぎ目 撮影 Gampe / CC BY-SA 4.0

中のつくり

部屋のつくり(公式の装備表から)

後ろに U字のソファと電動で下がる食卓(ベッドにもなる)、前に4つの2段ベッド。シャワー室とトイレは別の部屋で、キッチンは2口のIH・141リットルの冷蔵庫・107リットルの冷凍庫。床はチーク材、ソファはアルカンターラ。

電気・水・暖房

24V・765Ahの電池、6kWのインバーター、10.7kWのディーゼル発電機。凍らないように守った800リットルの飲み水タンク、9kWの温水暖房、6kWのエアコンを積みます(公式の装備表)。

写真で見る(10枚)

押すと大きく見られます。左右の矢印・画面の左右へのなぞりで次の写真へ。

大きさ・重さ・価格

土台メルセデス・ベンツ アクトロス 3355 6×6(L キャブ) [出典1]
エンジン405kW/551馬力 [出典1]
全体の寸法長さ10,090×幅2,480×高さ3,912mm(後ろの油圧の台を含めず) [出典1]
居住の箱長さ7,000×幅2,480×高さ2,155mm [出典1]
重さ22,990kg(公式の「General information」の表示) [出典1]
軸距4,650+1,450mm [出典1]
水・燃料飲み水800L・燃料700L・汚水158L [出典1]
価格新車の価格は公式に記載なし。中古の TC78(MAN TGS 6×6×4)が 1,400,000ユーロ(公式の中古車の案内) [出典3]

数字は各社の公式ページと e-Gov の条文の原文で確かめた物だけ。フィート・インチ・ポンドのメートル法への換算は当サイト(1フィート=0.3048m・1インチ=0.0254m・1ポンド=0.4536kg)。

日本では走れる? 持てる? 日本の決まりと比べる

項目この車(公式の数字)日本の決まり比べると根拠
幅2.48m2.5m上限内道路運送車両の保安基準 第2条第1項
高さ3.912m3.8m超える道路運送車両の保安基準 第2条第1項
長さ10.09m(台を含め約11.5m)12m上限内道路運送車両の保安基準 第2条第1項
重さ(道路)22,990kg一般の道路は総重量20トン超える車両制限令 第3条第1項
重さ(免許)22,990kg11,000kg以上は大型免許大型免許の重さ道路交通法施行規則 第2条

高さ3,912mmは、保安基準 第2条の3.8mを上回ります。車両制限令 第3条も、道路管理者が指定した道路以外では高さ3.8m・総重量20トンを上限にしています。

保安基準 第4条の車両総重量の上限は、最も離れた車軸の間の長さで変わります(5.5m以上7m未満は22トン)。この車の軸距は4,650+1,450=6,100mmで、公式の重さ22,990kgが車両総重量だとすると、その上限も上回ります。

同じ UNICAT でも、ウニモグ U4000 を6輪にした MD52H は 長さ8,126×幅2,300×高さ3,527mm・13,000kg で、大きさは日本の上限内です(重さは大型免許の区分)。

条文は e-Gov 法令検索の原文で確かめました(2026-10-18)。ここに書いた以外の手続き(輸入・登録の個別の可否など)は確かめていません。

動画で見る(3本)

押すと、この場で再生します(YouTube の埋め込み)。メーカー・販売元の公式チャンネルの動画です。

紹介UNICAT Expedition Vehicle TC78 FAMILY SUITE MAN TGS 33.510 6X6 X4UNICAT Expedition Vehicles
紹介UNICAT Expedition Vehicle MD68M MAN TGS 26.500UNICAT Expedition Vehicles
紹介UNICAT Expedition Vehicle TERRACROSS LINE TC60 - TC55 - TC59 FAMILY - TC76UNICAT Expedition Vehicles

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出典

車の数字

日本の決まり(条文)

写真:Wikimedia Commons(撮影者と利用許諾は各写真に表示・縮小して掲載)