消毒の道具の選び方:アルコールと次亜塩素酸の違い
撮影 Alpsdake / CC0- アルコール、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸水の違い
- それぞれが手指に使えるか、物に使えるか
- 車の旅で消毒の道具を選ぶときの考え方
手指にはアルコール、物には目的に合った物を
消毒の薬剤は、手指に使える物と、物にだけ使う物に分かれます。厚生労働省の「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」のページによると、新型コロナウイルスへの対策として、アルコール消毒液は手指にも物にも使え、塩素系漂白剤の次亜塩素酸ナトリウムは物にだけ使います。名前の似た次亜塩素酸水は、次亜塩素酸ナトリウムとは別の物です。使い方は、必ず製品の表示に従ってください。
撮影 Motokoka / CC BY-SA 4.0一覧で見る違い
| 方法 | 物 | 手指 |
|---|---|---|
| 水及び石鹸による洗浄 | ○ | ○ |
| 熱水 | ○ | × |
| アルコール消毒液 | ○ | ○ |
| 次亜塩素酸ナトリウム水溶液(塩素系漂白剤) | ○ | × |
| 手指用以外の界面活性剤(洗剤) | ○ | 未評価 |
| 次亜塩素酸水(一定条件を満たすもの) | ○ | 未評価 |
(厚生労働省「新型コロナウイルス消毒・除菌方法一覧」より。それぞれ所定の濃度があります)
ページは、手指など人体に使う場合は、品質・有効性・人体への安全性が確認された「医薬品・医薬部外品」の表示のある物を使うよう求めています。
名前が似ていても別の物
いちばん間違えやすいのが、次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水です。ページは、「「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」は、名前が似ていますが、異なる物質ですので、混同しないようにしてください。」と書いています。次亜塩素酸ナトリウムはハイターなどの塩素系漂白剤が代表例で、アルカリ性で原液で長く保存できる物、次亜塩素酸水は酸性で、保存状態次第では時間とともに急速に効果がなくなる物、と説明しています。
次亜塩素酸ナトリウムを使うときの注意も書かれています。「酸性のものと混ぜると塩素ガスが発生して危険です。」とあり、金属製の物に使うと腐食する可能性があるとしています。使ったあとは水拭きをします。
撮影 Stéfan / CC BY-SA 2.0車の旅で選ぶときの考え方
狭い車の中で使うなら、まずは手洗いができる場所を確かめ、手指用にはアルコール消毒液を一本用意しておくのが手軽です。物の消毒に塩素系漂白剤を使うときは、窓を開けて換気し、ほかの洗剤と混ぜないようにします。
どの製品を買う場合も、使用方法、有効成分、濃度、使用期限などを確かめ、情報が十分でない製品は使わないよう、ページは呼びかけています。手早く拭くための使い捨てのシートも、車に積んでおくと便利です。
ウェットシートは、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- アルコール消毒液は手指にも物にも使えます。
- 次亜塩素酸ナトリウムは物にだけ使い、酸性の物と混ぜてはいけません。
- 次亜塩素酸水は次亜塩素酸ナトリウムとは別の物です。製品の表示に従って使いましょう。
次に読む車の中の衛生は『水とトイレ』のコーナーへ。読み物『一人の車中泊の防犯とトイレ』もあわせて読めます。前の回は、ウェットティッシュをトイレに流さず持ち帰る理由でした。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 厚生労働省「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」(確認日 2026-10-17)
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