山の中のトイレ:トイレの無い場所での備え
撮影 Mat Fascione / CC BY-SA 2.0- 山の中の駐車場にトイレが無いことがある理由
- 出かける前に立てる、トイレの計画
- 携帯トイレを持っていく考え方と、使ったあとの扱い
山の中は、トイレが無い所がある
山の中の駐車場や登山口、林道の奥には、トイレが無い所もあります。出かける前にトイレの場所を調べ、最後に使えるトイレで済ませ、それでも足りないときのために携帯トイレを積んでおく。この三つが備えの基本です。
神奈川県自然環境保全センターは、丹沢の山のトイレについて、「水道・電気・道路がない山の上では、浄化槽や汲み取り式のトイレを作ることはできません。」と説明しています。さらに「環境配慮型トイレが全くないルートもあります。」として、「事前にトイレの位置を確認し、登山口でトイレを済ませてから出発しましょう。」と呼びかけています。
トイレの計画の表
| 場面 | すること | 案内にあること |
|---|---|---|
| 出かける前 | 行き先までのトイレの場所を調べる | 事前にトイレの位置を確認する |
| 最後のトイレ | 町や道の駅などで済ませてから山へ入る | 登山口でトイレを済ませてから出発する |
| 山の中 | 携帯トイレを「お守り」として持つ | 携帯トイレの携行がすすめられている |
| 使ったあと | 紙やごみを持ち帰る | 使用済みの紙は持ち帰る |
| 使わなかったら | 防災の備えとして家や車に置く | そのまま防災グッズになる |
環境省九州環境局のアクティブ・レンジャー日記(屋久島)は、「携帯トイレを登山の「お守り」として携行することをおすすめいたします。」としています。また、使わなかった場合も、品質保持期限のある携帯トイレは「そのまま防災グッズになります。」と書いています。
紙もごみも、山に残さない
丹沢の案内は、使った紙について「トイレットペーパーであっても、自然界ではなかなか分解されません。」として、使用済みの紙の持ち帰りを求めています。使った紙を山の上の環境配慮型トイレに捨てると、分解しにくくなってしまうとも書かれています。
車で山へ行くなら、使った携帯トイレや紙を入れる、ふたの閉まる入れ物を一つ積んでおくと、においが車内に広がらず安心です。持ち帰ったあとは、住んでいる地域のごみの出し方に従って捨てましょう。
山へ行く前のチェック
- 行き先までのトイレの場所を地図で調べた
- 山へ入る前の最後のトイレを決めた
- 携帯トイレと紙、持ち帰る袋を積んだ
- 使ったものを入れる、ふたの閉まる入れ物を用意した
携帯トイレは、山だけでなく渋滞や災害のときにも役立ちます。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
まとめ
- 山の中にはトイレの無い場所があるので、出かける前にトイレの場所を調べましょう。
- 最後のトイレで済ませ、携帯トイレを「お守り」として積んでおきます。
- 使った紙やごみは山に残さず、持ち帰りましょう。
次に読む水とトイレの備えは『水とトイレ』のコーナーへ。夜のトイレの備えは読み物『一人の車中泊の防犯とトイレ』でも紹介しています。前の回では、旅先のトイレの場所を調べる方法を取り上げました。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 神奈川県自然環境保全センター「丹沢発:山のトイレを考えよう(更新日 2024年1月27日)」(確認日 2026-10-17)
- 環境省 九州環境局(アクティブ・レンジャー日記)「よくある質問Q&A【Q.山に携帯トイレを持って行った方が良いですか?】(2017年9月19日)」(確認日 2026-10-17)
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