キャンピングカーのマットの厚み:家のベッドとの違い
撮影 D-Kuru / CC BY-SA 3.0 at- キャンピングカーのベッドと家のベッドの作りの違い
- 寝心地が違うと感じる理由
- 敷き物で寝心地を補う方法
家のベッドと、作りが違う
キャンピングカーで初めて寝た夜、「家のベッドと寝心地が違う」と感じる人は少なくありません。家のベッドは、厚いマットレスが体の重さを受け止めます。一方、キャンピングカーのベッドは、座席のクッションを並べて寝床にするものや、限られた高さの中に作られたものが多く、マットが薄めになることがあります。
国土交通省のキャンピング車の構造の決まりでは、大人用の寝る場所は、上の面が水平で平らであるなど、大人が十分に寝られる作りであること、1人につき長さ1.8m以上、幅0.5m以上の続いた平らな面があることなどが求められています。また、寝る場所の上には、原則として0.5m以上の空間が必要とされています。限られた車内に寝る場所と空間を確保するため、マットの厚さには工夫が要ります。
座席と寝床を兼ねる場合について、同じ決まりは、座席の座面と背あてが寝床になることを前提に作られ、寝床にしたときに「就寝設備の上面全体が連続した平面を作るものであること」を求めています。留意事項には「つなぎ目に穴・すき間があいているもの」はこれに当たらないとも書かれています。
寝心地が違うと感じる理由
| 違い | 家のベッド | キャンピングカーのベッド |
|---|---|---|
| マットの厚さ | 厚いことが多い | 薄めのことがある |
| 寝床の作り | ひと続きのマット | 座席のクッションを並べることもある |
| つなぎ目 | ほとんどない | クッションの継ぎ目の段差や硬さの違いが気になることがある |
| 体に合わせる | 家で選んだ物 | 車に付いている物 |
平らな面になる決まりがあっても、座席のクッションを並べた寝床では、継ぎ目のわずかな段差や、座面と背あての硬さの違いが体に当たって気になることがあります。腰や肩が当たる位置に継ぎ目があると、寝返りのたびに目が覚めてしまうこともあります。
敷き物で寝心地を補う
厚生労働省の睡眠ガイド2023は、できるだけ静かな環境で、リラックスできる寝衣・寝具で眠ることが良い睡眠につながるとしています。車の中でも、寝具を整えることで眠りやすさは変わります。
- クッションのつなぎ目に段差やすき間がないか確かめた
- 寝床の上に、ひと続きのマットを一枚重ねた
- 重ねたマットで、上の空間が狭くなりすぎないか確かめた
- 枕の高さを家と同じくらいにした
- 寝具は、季節に合わせて上に掛ける物で調節した
上に重ねるマットは、寝床の大きさに合うものを選ぶと、ずれにくく、つなぎ目の段差も気にならなくなります。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
家の寝具を持っていくのも一つの方法
いつも使っている枕や掛け布団を持っていくと、寝慣れた感触で落ち着いて眠れることがあります。積む場所と相談しながら、自分が眠りやすい組み合わせを探してみましょう。
まとめ
- キャンピングカーのベッドは、家のベッドに比べてマットが薄めのことがあります。
- 座席のクッションを並べた寝床は、継ぎ目の段差や硬さの違いが気になることがあります。
- ひと続きのマットを重ね、枕や掛ける物で寝心地を整えましょう。
次に読む寝床の整え方は『寝床づくり』のコーナーへ。座席を組み替えずに寝られる車を考えているなら、前の回の『キャンピングカーの常設ベッド:寝具を敷いたままにする』を読むと、つなぎ目の無い寝床との違いを比べられます。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 国土交通省「用途区分通達4-1-3(4)の自動車(キャンピング車の構造要件)」(確認日 2026-10-17)
- 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」(確認日 2026-10-17)
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