アイドリングで充電はどれだけ進む? 発電量の計算
撮影 Shixart1985 / CC BY 2.0- 充電にかかる時間を、電池の容量と充電の速さから計算する方法
- アイドリングでの充電を当てにしないほうがよい理由
- アイドリングを控えるよう求める決まり
充電の時間は、二つの数字で出せる
サブバッテリーの充電にかかる時間は、電池の容量と、一時間にどれだけ充電できるかの二つで見積もれます。
| 手順 | 計算 | 例(数字は説明のための仮の値) |
|---|---|---|
| ① 足りない量 | 電池の容量 × 減った割合 | 100Ah × 0.5 = 50Ah |
| ② 充電の速さ | 充電の機器の表示などで確かめる | 1時間に10A |
| ③ かかる時間 | ① ÷ ② | 50Ah ÷ 10A = 5時間 |
| ④ 余裕を見る | ③ × 1.2 くらい | 約6時間 |
この例では、半分まで減った電池を満たすのに、5時間から6時間かかる計算になります。充電の速さは車や機器によって大きく違うので、②は自分の車の説明書や、取り付けた店の説明で確かめてください。機器によっては、電池が満タンに近づくと充電の速さを落とすものもあるので、計算より時間がかかると考えておくと安心です。
アイドリングでは、思うほど進まない
走行中に電池を充電する仕組みの車でも、止まってエンジンをかけているだけのアイドリングでは、走っているときほど充電が進まないことがあります。どれくらい違うかは車によって違うので、販売店や取り付けた店に確かめましょう。仮に1時間で5Aしか充電できないとすると、上の例では10時間かかる計算です。夜の間ずっとエンジンをかけ続けることになり、現実的ではありません。
電池を満たすなら、昼の移動の時間を使う、電源のある泊まる場所で外の電源から充電する、ソーラーパネルで補う、といった方法を組み合わせるほうが確かです。
アイドリングを控えるよう求める決まり
東京都の環境確保条例について、練馬区の案内では、自動車を駐車や停車するときは原動機を停止(アイドリング・ストップ)しなければならないとしています。人の乗り降りなどで停車する場合などは除かれます。日本RV協会が案内する「くるま旅パーク」の利用の決まりでも、駐車中は必ずエンジンを止めるよう求めています。
充電のためのアイドリングは、周りの人への音や排気ガスの迷惑にもなります。泊まる場所では、エンジンを止めて過ごせる電気の計画を立てておきましょう。
- 電池の容量と、減った割合を確かめた
- 自分の車の充電の速さを、説明書や店で確かめた
- 満たすまでの時間を計算し、余裕を足した
- 昼の移動と外の電源で充電する計画にした
- 泊まる場所では、エンジンを止めて過ごす
電源のある泊まる場所が少ない旅では、ソーラーパネルを足すと、昼の間の充電の助けになります。
ソーラーパネルは、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- 充電の時間は「足りない量 ÷ 充電の速さ」で見積もれます。計算より余裕を見ておきましょう。
- アイドリングでの充電は思うほど進まないことがあり、当てにしないほうが確かです。
- 条例や泊まる場所の決まりでも、駐車中はエンジンを止めるよう求められています。
次に読む電気の基本は『電気まわり』のコーナーへ。読み物『電気まわりの基本』もあわせてどうぞ。前の回のコラムでは、ソーラーの発電が天気と季節で変わる話を紹介しています。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 練馬区「アイドリング・ストップについて」(確認日 2026-10-17)
- くるま旅クラブ(一般社団法人 日本RV協会)「くるま旅パークの利用について」(確認日 2026-10-17)
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