消費電力の小さい家電を選ぶ:車中泊向けの家電の見方
撮影 Photograph by Mike Peel (www.mikepeel.net). / CC BY-SA 4.0- 家電の消費電力を確かめる場所
- 動き始めに大きな電気を使う家電への注意
- USBで給電できる家電の使いどころ
車の中の電気は「財布」と同じ
車中泊で使える電気は、ポータブル電源やサブバッテリーにためた分だけです。家のコンセントのように、いくらでも使えるわけではありません。使う家電を選ぶときは、どれくらいの電気を使うかを先に知っておくことが大切です。
家電の消費電力は、本体の裏や底に貼られた表示や、取扱説明書に書かれています。数字の単位はワット(W)です。数字が大きいほど、短い時間でたくさんの電気を使います。
小さな差が、積み重なると大きくなる
資源エネルギー庁の省エネの案内では、7.5Wの電球形LEDランプ1灯の点灯時間を1日1時間短くすると、年間で電気2.74kWhの省エネになるとしています。家の照明一つでもこれだけの差が出るのですから、限られた電気でやりくりする車の中では、消費電力の小さい家電を選ぶ効果はさらに大きく感じられます。
| 見るところ | 確かめること |
|---|---|
| 消費電力(W) | ポータブル電源の出力より小さいか |
| 使う時間 | 一晩でどれくらい使うか |
| 動き始めの電気 | モーターや熱を使う家電は、動き始めに大きな電気を使うことがある |
| USB給電 | ポータブル電源のUSB端子から直接使えるか |
動き始めの電気と、つなぐ器具の上限
冷蔵庫や扇風機のようにモーターで動く家電は、動き始めの一瞬に、表示より大きな電気を使うことがあります。ポータブル電源の出力がぎりぎりだと、動き始めで止まってしまうこともあるので、出力には余裕を持たせましょう。
延長コードやテーブルタップにも、つないでよい電気の上限があります。NITEは、接続できる最大消費電力を確認し、これを超えて使わないよう呼びかけています。
USBで給電できる家電は使いやすい
小さな扇風機や照明、スマートフォンの充電など、USBで給電できる家電は、消費電力が小さい物が多く、車の中で使いやすい選び方です。家電の電気を交流に変える必要がないぶん、ポータブル電源の電気を無駄なく使えます。
- 使う家電の消費電力を書き出した
- ポータブル電源の出力と見比べた
- モーターで動く家電は出力に余裕を持たせた
- 延長コードの上限を超えていない
- USBで給電できる家電を優先した
使う家電の合計に合わせて、出力と容量に余裕のあるポータブル電源を選んでおくと安心です。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
まとめ
- 家電の消費電力は、本体の表示や取扱説明書で確かめます。
- モーターで動く家電は動き始めに大きな電気を使うことがあり、出力に余裕が要ります。
- USBで給電できる家電は、車の中の電気を無駄なく使えます。
次に読む電気の基本は『電気まわり』のコーナーと、読み物『電気まわりの基本』で紹介しています。前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 資源エネルギー庁「無理のない省エネ節約 照明」(確認日 2026-10-17)
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)「無頓着は火事の元!~5年で2倍、配線器具の火災事故に注意!~」(確認日 2026-10-17)
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