世界の車中泊の言葉:「ブーンドッキング」とは
- 「ブーンドッキング」という言葉の意味
- アメリカの公有地で決められている滞在の決まり
- 日本で同じ過ごし方を考えるときの注意
設備のない場所での車中泊を指す言葉
アメリカのキャンピングカーの愛好家の間では、電気や水道、排水の設備がない場所で車中泊をすることを「ブーンドッキング」と呼ぶことがあります。キャンプ場の区画に電源や水をつなぐのではなく、車に積んだ水と電池、ソーラーパネルなどでまかなって過ごす旅のしかたです。
広い土地を持つアメリカでは、公有地の中に、整備されたキャンプ場とは別に、車で入って過ごせる場所があります。この言葉は、そうした場所での過ごし方と結びついて使われています。
決まりのある場所で行う
アメリカの内務省土地管理局(BLM)は、整備された施設から離れた公有地でキャンプすることを「ディスパースト・キャンピング」と呼んで案内しています。設備のない場所といっても、自由に何日でも泊まれるわけではありません。
| BLMの案内にある決まり | 内容 |
|---|---|
| 滞在の長さ | 28日間のうち14日までが一般的な上限 |
| ごみ | 持ち込んだ物は持ち帰る(Pack It In, Pack It Out) |
| 場所の選び方 | すでに人が使った跡のある場所を選び、水辺から200フィート離れる |
| 地域ごとの違い | 決まりは地域で違うので、地元の事務所に確かめる |
つまり、ブーンドッキングは「決まりのない場所で好きに泊まる」ことではなく、決められた場所で、決められた日数を守り、ごみを残さずに過ごすことです。
日本で考えるときは
日本では、アメリカのように公有地で何日も車中泊ができる場所は、ほとんどありません。設備に頼らず過ごしたい気持ちがあっても、泊まる場所は「泊まってよい場所」から選ぶのが前提です。
日本RV協会が公認する「RVパーク」は、協会が定めた条件を満たす車中泊施設で、24時間利用可能なトイレや100V電源などが条件に挙げられています。電源を使わずに、車に積んだ電池だけで過ごしてみるなど、設備のある場所の中でブーンドッキングの考え方を試すこともできます。
- 海外で車中泊をするなら、その土地の決まりを公式の案内で確かめる
- 滞在の日数の上限を守る
- ごみはすべて持ち帰る
- 日本では、泊まってよい施設を選ぶ
海外の車の旅の雰囲気を知りたいときは、旅の写真集を一冊眺めてみると、景色の広さが伝わります。
海外の旅の写真集は、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- ブーンドッキングは、電気や水の設備のない場所での車中泊を指す言葉です。
- アメリカの公有地でも、28日間のうち14日までといった決まりがあり、ごみは持ち帰ります。
- 日本では泊まってよい施設を選び、その中で設備に頼らない過ごし方を試しましょう。
次に読む世界の車や旅のしかたは『世界の珍しい車』のコーナーへ。車種ページでは、日本の種類との比較も紹介しています。前の回のコラムもあわせてどうぞ。
参考にした公式情報(2件・2026年10月17日に確認)
- Bureau of Land Management(米国 内務省 土地管理局)「Camping on Public Lands」(確認日 2026-10-17)
- くるま旅クラブ(一般社団法人 日本RV協会)「日本RV協会公認車中泊施設「RVパーク」」(確認日 2026-10-17)
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