車中泊の旅と宿の旅の違い:自由さと手間
- 車中泊の旅と宿の旅の、自由さと手間の違い
- 統計に見る、宿泊旅行の一回あたりの費用
- 自分に合う旅の形を考える手がかり
自由さは、車中泊の旅の大きな魅力
車中泊の旅は、宿の予約時間に縛られず、気に入った場所に長くいたり、天気を見て行き先を変えたりできます。朝早く景色のよい場所へ向かい、人の少ない時間を楽しめるのも魅力です。一方で、泊まる場所はどこでもよいわけではありません。国土交通省は、道の駅について、運転の途中に疲れを取るための仮眠はかまわないとしつつ、駐車場など公共の場所での宿泊利用は基本的にご遠慮いただいていると案内しています。自由さを生かすには、泊まってよい施設を選ぶことが前提になります。
手間を比べる
| 比べる点 | 車中泊の旅 | 宿の旅 |
|---|---|---|
| 泊まる場所 | その日に決めやすい。泊まってよい施設を選ぶ | 予約が中心。人気の日は早く埋まる |
| 寝床 | 自分で作り、朝は片付ける | 用意されている |
| 食事 | 自分で作るか、外で食べる | 宿の食事を選べる |
| 風呂 | 近くの入浴施設を探す | 宿の風呂が使える |
| 荷物 | 寝具や調理の道具を積む | 身の回りの物だけで出かけられる |
宿の旅は、着けば休めるのが何よりの楽さです。車中泊の旅は、寝床づくりや片付け、水や電気の準備を自分で受け持ちます。この手間を楽しめるかどうかが、向き不向きの分かれ目になります。
統計に見る、旅の費用
観光庁の旅行・観光消費動向調査では、2025年の日本人の国内旅行の一人一回あたりの旅行支出は、宿泊旅行で72,412円とされています。この支出には、交通費や宿泊費、飲食費、買い物代などが含まれます。車中泊の旅は宿泊費を抑えやすい一方で、車の燃料や施設の利用料、道具をそろえる費用がかかります。費用だけでなく、自分がどちらの過ごし方を楽しめるかで考えましょう。
自分に合う旅の形を考える
どちらか一方に決める必要はありません。行きは車中泊、最後の一泊は宿でゆっくり休む、雨の日だけ宿に切り替える、といった組み合わせもできます。はじめての人は、レンタルで一泊だけ車中泊を試し、次の日は宿に泊まって、二つの過ごし方を比べてみるとよいでしょう。
- 旅で何を大事にしたいか(自由さ・楽さ・費用)を家族で話した
- 泊まってよい施設を、行き先の近くで調べた
- 寝床づくりと片付けの時間を、予定に入れた
- 雨や疲れのときに、宿へ切り替える予算を残した
- レンタルで一泊試す日を決めた
まとめ
- 車中泊の旅は、行き先と泊まる場所を決められる自由さが魅力です。
- その分、寝床や食事、風呂の準備の手間を自分で受け持ちます。
- 組み合わせる旅も選べます。まずはレンタルで一泊試してみましょう。
次に読むはじめての車中泊の準備は『はじめての方へ』のコーナーへ。車を手に入れる前に考えたいことは、読み物『買う前に確かめたいこと』で紹介しています。前の回のコラムでは、テント泊との違いを取り上げました。
参考にした公式情報(2件・2026年10月17日に確認)
- 観光庁「旅行・観光消費動向調査 2025年(年間値)」(確認日 2026-10-17)
- 国土交通省 道路局「道路行政に関するご質問(道の駅での宿泊について)」(確認日 2026-10-17)
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