車中泊の旅で大切な三つのこと:安全・マナー・休む
撮影 San Bernardino Nat'l Forest / Public domain- はじめての車中泊で、まず覚えたい三つのこと
- 夏の車内の暑さについて分かっていること
- 休むことを旅の予定に組み込む考え方
一つ目は、安全
車中泊の旅でいちばん大切なのは、体と車の安全です。特に夏は、車内の暑さに気をつけます。JAFが気温35度の日に行った真夏の車内温度のテストでは、エアコン停止からわずか15分で、熱中症指数が危険レベルに達した、と報告されています。対策をしなかった黒い車では、車内の最高温度は57℃になりました。
夏の昼に車内で休むときは、涼しい場所を選び、暑くなる前に移ることを先に決めておきましょう。同じテストでは、ダッシュボードは車内の温度よりさらに高温になったことも報告されています。スプレー缶やライターなど、熱に弱い物を車内に置いたままにしないことも、安全のための習慣です。
二つ目は、マナー
車中泊は、周りの人の理解があって成り立つ過ごし方です。日本RV協会の「くるま旅パーク」の決まりでは、駐車中は必ずエンジンを停止すること(アイドリング禁止)や、発電機の使用及び騒音など、周辺に迷惑のかかる行為の禁止が示されています。
場所によって決まりは違いますが、エンジンの音、話し声、ドアの開け閉めの音は、どこでも周りに届きます。夜と朝は、特に静かに過ごしましょう。
| 三つのこと | まず覚えたいこと |
|---|---|
| 安全 | 夏の車内はすぐに暑くなる。暑くなる前に移る |
| マナー | 駐車中はエンジンを止め、音を立てない |
| 休む | 長い時間同じ姿勢でいない。水分を取る |
三つ目は、休む
旅に出ると、見たい所が多くて、つい予定を詰め込みがちです。けれど、車中泊は家のベッドとは違う場所で眠るので、思ったより疲れがたまります。
厚生労働省のエコノミークラス症候群の予防Q&Aでは、長時間同じ姿勢、特に車中などでの窮屈な姿勢でいないようにすることと、適度な水分を取ることが呼びかけられています。運転の合間や車内で過ごす時間にも、ときどき外に出て体を動かしましょう。
- 一日に走る距離を短めに決めた
- 休憩の場所を、出発前に地図でいくつか選んだ
- 飲み物を、取り出しやすい所に置いた
- 疲れたら予定を減らす、と決めた
慣れるまでは、借りて試す
はじめての人は、車を買う前にレンタルで試してみる方法もあります。入門書で全体を押さえておくと、借りたときに見る所も分かります。
キャンピングカーの入門書は、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- 安全では、夏の車内がすぐに暑くなることを覚えておきましょう。
- マナーでは、駐車中はエンジンを止め、音を立てないことが基本です。
- 休むでは、同じ姿勢を続けず、水分を取り、予定を詰め込まないようにします。
次に読む車を買う前に確かめたいことは、読み物『買う前に確かめたいこと』へ。はじめての方へのコーナーもあわせてどうぞ。前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)「真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)」(確認日 2026-10-17)
- くるま旅クラブ(一般社団法人 日本RV協会)「くるま旅パーク」(確認日 2026-10-17)
- 厚生労働省「深部静脈血栓症/肺塞栓症(いわゆるエコノミークラス症候群)の予防Q&A」(確認日 2026-10-17)
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