災害のときの車の駐車:電柱や塀のそばを避ける
撮影 Igor123121 / CC BY 4.0- 地震のあとに、車のそばで倒れたり落ちたりしやすい物
- 車を止める場所の選び方
- 車を置いて避難するときの決まり
倒れる物のそばに止めると、車も人も危ない
大きな揺れのあとは、余震でも物が倒れたり落ちたりします。車を止める場所のすぐそばに倒れやすい物があると、車が壊れるだけでなく、乗り降りする人がけがをするおそれもあります。地震のあとに車を止めるときは、何のそばを避けるかを先に知っておきましょう。
消防庁の地震防災マニュアルは、住宅地について、「住宅地の路地にあるブロック塀や石塀は、強い揺れで倒れる危険があります。」と書き、さらに「電柱や自動販売機も倒れてくることがありますので、そばから離れましょう。」と呼びかけています。屋根瓦やベランダのエアコンの室外機、プランターなどが落ちてくることもあるので、頭の上にも注意するように、とされています。首相官邸の地震の案内も、屋外では、ブロック塀の倒壊や自動販売機の転倒などに注意してそばから離れ、ビルの壁や看板、割れた窓ガラスなどの落下に注意して建物から離れるよう勧めています。
避けたい場所と、選びたい場所
| 避けたい場所 | 理由 |
|---|---|
| ブロック塀・石塀のそば | 強い揺れで倒れることがある |
| 電柱・自動販売機のそば | 倒れてくることがある |
| 建物の壁・看板の下 | 物やガラスが落ちてくることがある |
| がけや斜面のそば | 落石やがけ崩れのおそれがある |
選びたいのは、周りに高い物の少ない、開けた場所です。車中泊避難を考えて止める場所を探すときも、同じ見方で周りを確かめましょう。
車を置いて避難するときの決まり
警察庁は、交通の方法に関する教則の抜粋として、大地震のときに運転者がとるべき措置を示しています。車を置いて避難するときは、できるだけ道路の外の場所に移しておくこと、やむを得ず道路に置くときは、道路の左側に寄せて止め、エンジンを止め、キーは付けたままにするか車内の分かりやすい場所に置き、窓を閉め、ドアはロックしないこと、とされています。避難する人の通行や災害の応急の対策の妨げになるような場所には止めないこと、とも書かれています。
- 車を止める前に、塀・電柱・自動販売機・建物の位置を見た
- 頭の上から落ちてきそうな物がないか見上げた
- 車を離れるときは、キーと窓とドアの扱いを決まりどおりにした
- 車の中に、簡易トイレや保存水を積んでいる
車で過ごすことになったときに備えて、防災用品を車にも積んでおくと安心です。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
まとめ
- 地震のあとは、ブロック塀、電柱、自動販売機、建物のそばに車を止めないようにしましょう。
- 周りに高い物の少ない、開けた場所を選びます。
- 車を置いて避難するときは、警察庁が示す決まりに沿って、キーと窓とドアを扱いましょう。
次に読む災害のときの車の使い方は『防災・BCP』のコーナーへ。読み物『災害のときの車中泊避難』と、BCPのコーナーもあわせてどうぞ。前の回のコラムもご覧ください。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 総務省消防庁「地震防災マニュアル 地震にあったら 屋外・乗り物編」(確認日 2026-10-17)
- 首相官邸「地震では、どのような災害が起こるのか」(確認日 2026-10-17)
- 警察庁「大地震が発生したときに運転者がとるべき措置」(確認日 2026-10-17)
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