遠くの親せきの家まで車で避難する計画
撮影 David Pursehouse from Kawasaki, Japan / CC BY 2.0- 親せきや知人の家へ避難する、という選び方
- 車で向かうときに、出発をいつ決めるか
- 途中で休む場所と、燃料の補給の考え方
避難先は、学校や公民館だけではない
内閣府(防災担当)と消防庁の避難の案内は、避難とは難を避けることで、安全な場所にいる人まで避難場所に行く必要はない、と説明しています。そのうえで、避難先は小中学校や公民館だけではなく、「安全な親戚・知人宅に避難することも考えてみましょう。」と呼びかけています。
案内の避難行動判定フローには、安全な場所に住んでいて身を寄せられる親せきや知人がいる場合は、警戒レベルに応じてその家に避難すること、日頃から相談しておくことが示されています。
撮影 David Pursehouse from Kawasaki, Japan / CC BY 2.0出発は、早めに決める
遠くの親せきの家へ向かうなら、移動に時間がかかります。案内には「豪雨時の屋外の移動は車も含め危険です。」とも書かれています。雨や風が強まってからではなく、避難の情報が出る前の段階で、行くかどうかを決めておくことが大切です。
| 段階 | 決めておくこと |
|---|---|
| 普段 | 身を寄せる家と、受け入れてもらえるかの相談 |
| 予報が出たころ | 行くかどうか、出発の時刻 |
| 移動中 | 休む場所、燃料を入れる場所 |
| 着いてから | 家族や知人への到着の知らせ |
途中で休む場所を決めておく
離れた家へ向かうときは、途中で一晩休む場合もあります。経路の上で、休める場所を二つ三つ決めておくと、道路の混み具合や天気で予定が変わっても、慌てずに済みます。車で一晩過ごすことも考えて、飲み物や簡易トイレを積んでおきましょう。
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撮影 Algebar / CC BY-SA 4.0燃料は、普段から多めに
埼玉県は、車の燃料を常に満タンにし、暖房用の灯油を一缶余分に備える「満タン&灯油プラス1缶運動」を呼びかけています。県の案内によると、ガソリンタンクを満タンにしておくと400km程度の移動が可能になるとされています(タンクの容量や燃費によって異なります)。
県の案内では、資源エネルギー庁が指定している、自家発電機を備えて災害時にも給油ができるガソリンスタンドを、住民拠点SSとして紹介しています。自宅の近くだけでなく、親せきの家へ向かう経路の近くにもあるかを調べておくと安心です。
- 身を寄せる家と、受け入れの相談をした
- 経路と、途中で休む場所を地図に書いた
- 燃料を普段から多めに入れておく習慣にした
- 経路の近くの住民拠点SSを調べた
まとめ
- 安全な場所に住む親せきや知人の家も、避難先の一つです。普段から相談しておきましょう。
- 遠くへ向かうなら、雨や風が強まる前に出発を決めます。
- 途中で休む場所を決め、燃料は普段から多めに入れておきましょう。
次に読む災害のときの車の使い方は『防災・BCP』のコーナーへ。読み物『災害のときの車中泊避難』と、BCPのコーナーもあわせてどうぞ。前の回のコラムもご覧ください。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 内閣府(防災担当)・消防庁「「自らの命は自らが守る」意識を持ち、適切な避難行動をとりましょう(避難行動判定フロー・PDF)」(確認日 2026-10-17)
- 埼玉県「「住民拠点SS」の確認と「満タン&灯油プラス1缶運動」」(確認日 2026-10-17)
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