時計と温度計が一つになった小さな計器
撮影 Dick Thomas Johnson / CC BY 2.0- 時刻・温度・湿度を一つで見られる計器の便利な点
- 置き場所の決め方
- 温度と湿度の数字を、暑さの目安とあわせて読むときの注意
一つで三つが分かる
車中泊では、時刻と車内の温度、湿度を気にする場面がたくさんあります。朝は何時か、夜の車内は冷えすぎていないか、窓が曇りやすいほど湿っていないか。時計・温度計・湿度計が一つになった小さな計器があると、ひと目で確かめられます。
スマートフォンでも時刻は分かりますが、夜中に画面をつけると明るくて目が覚めてしまいます。小さな計器なら、ちらりと見るだけで済みます。
置き場所は二か所を考える
| 置き場所 | 見たいこと | 気をつけること |
|---|---|---|
| 運転席から見える所 | 時刻・車内の暑さ寒さ | 視界や操作の邪魔にならない所に固定する |
| 寝床から見える所 | 夜中の時刻・寒さ・湿気 | 寝返りで落ちない所に置く |
直射日光が当たる所や、エアコンの吹き出し口の前に置くと、車内の温度とは違う数字が出ます。車内の真ん中に近い、日の当たらない所が向いています。
JAFのユーザーテストでは、真夏の炎天下、気温35度の日に、対策をしていない黒い車の車内の最高温度は57℃、ダッシュボードの最高温度は79℃になりました。ダッシュボードは車内の温度よりさらに高温になったとされています。計器をダッシュボードの上に置きっぱなしにするのは避けましょう。
数字を暑さの目安とあわせて読む
暑さの危なさは、温度だけでは決まりません。環境省は、気温・湿度・日差しなどからの熱を取り入れた「暑さ指数(WBGT)」を熱中症予防の目安にしています。環境省の熱中症予防情報サイトに載っている、日本生気象学会の「日常生活に関する指針」では、暑さ指数が31以上は「危険」、28以上31未満は「厳重警戒」、25以上28未満は「警戒」とされています。
ふつうの温度計と湿度計では、暑さ指数そのものは分かりません。けれども、温度が高いうえに湿度も高いときは、同じ温度でも体への負担が大きくなります。計器の数字が気になったら、環境省の熱中症予防情報サイトで、その地域の暑さ指数を確かめましょう。
- 車内の温度が上がってきたら、早めに涼しい場所へ移る
- 湿度が高い夜は、換気をして窓の曇りを防ぐ
- 寒い朝は、温度を見て着る物を決める
- 電池の残りが少なくなったら、早めに替える
まとめ
- 時刻・温度・湿度を一つで見られる計器は、運転席と寝床から見える所に置くと便利です。
- 直射日光やエアコンの風が当たる所、ダッシュボードの上は避けます。
- 暑さは温度だけでなく湿度でも変わります。暑さ指数は環境省のサイトで確かめましょう。
小さな計器は、電池で動く物と充電式の物があります。旅の長さに合わせて選びましょう。
温湿度計つき時計は、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへ次に読む旅の道具の選び方は『グッズの選び方』のコーナーに種類別でまとめています。前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 環境省「熱中症予防情報サイト 暑さ指数(WBGT)について」(確認日 2026-10-17)
- JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)「真夏の車内温度(JAFユーザーテスト)」(確認日 2026-10-17)
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