車中泊の道具を家の防災に使う
撮影 Metropolitan Transportation Authority of the State of New York from United States of America / CC BY 2.0- 車中泊の道具の中で、家の防災用品を兼ねられる物
- 首相官邸の備蓄の例との照らし合わせ方
- 兼ねるときに決めておく、置き場所と点検の仕方
二つの用途に、一つの道具で備える
車中泊の道具の多くは、電気や水が使えない場所で一晩を過ごすための物です。これは、災害で電気や水道が止まった家で過ごすときに必要な物とよく似ています。新しく防災用品をそろえる前に、車中泊の道具で兼ねられる物を数えてみましょう。
首相官邸の災害が起きる前にできることのページは、防災のために特別な物を用意するのではなく、できるだけ普段の生活で使っている食品などを備えるよう勧めています。道具についても、普段から使い慣れている物を備えるという考え方が当てはまります。
兼ねられる道具を照らし合わせる
首相官邸のページには、備蓄の例として、飲料水、非常食のほか、トイレットペーパー、携帯トイレ・簡易トイレ、マッチ、ろうそく・カセットコンロなどが挙げられています。手の届く所に懐中電灯を備えておくことや、トイレを流すための生活用水を、水道水を入れたポリタンクなどで用意しておくことも書かれています。
| 車中泊の道具 | 家の防災での使い道 | 照らし合わせる備蓄の例 |
|---|---|---|
| 簡易トイレ | 断水でトイレが使えないとき | 携帯トイレ・簡易トイレ |
| カセットこんろ | ガスが止まったときの調理 | カセットコンロ |
| ランタン・懐中電灯 | 停電の夜の明かり | 懐中電灯 |
| 水の容器 | 生活用水のくみ置き | 水道水を入れたポリタンク |
| マット・寝袋 | 床で寝るとき、寒いとき | (ページの例にはない) |
兼ねるときに決めておくこと
道具を兼ねるときに困るのは、車に積んだまま家に無い、あるいは家にしまったまま車に積み忘れる、ということです。置き場所の決まりを先に作っておきましょう。
- 道具の置き場所を、玄関の近くなど持ち出しやすい所に決めた
- 旅から帰ったら、使った物を補充してから元の場所に戻す
- 簡易トイレの数と、こんろのガスの残りを数えた
- ランタンの電池や充電の残りを確かめた
- 水の容器を、洗って乾かしてからしまった
足りない物だけを買い足す
照らし合わせてみると、車中泊の道具で多くを兼ねられる一方、非常食や飲料水の量は、旅の分だけでは足りないことが多いはずです。首相官邸のページは、飲料水は1人1日3リットルを目安に3日分とし、大規模な災害では1週間分の備蓄が望ましいとしています。兼ねられる物と買い足す物を分けると、むだなく備えられます。道具を選ぶときは、車でも家でも使いやすい大きさかを基準にしましょう。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
まとめ
- 簡易トイレ、こんろ、明かり、水の容器は、家の防災用品を兼ねられます。
- 首相官邸の備蓄の例と照らし合わせて、足りない物だけを買い足しましょう。
- 置き場所と、旅のあとの補充の決まりを作っておくことが大切です。
次に読む道具の種類ごとの選び方は『グッズの選び方』のコーナーにまとめています。前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 首相官邸「災害が起きる前にできること」(確認日 2026-10-17)
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