高齢の家族と車中泊ごはん:やわらかい物
撮影 RVテラス(図) / 当サイト作成- 高齢の家族との旅で、食事を選ぶときの基本
- かむことに配慮した食品の四つの区分
- 車中泊の調理で、やわらかくする工夫
ふだんのかたさに合わせて選ぶ
高齢の家族と車で旅をするときの食事は、その人がふだん食べているかたさに合わせて選ぶのが基本です。旅先の料理は、焼いた肉や揚げ物など、かみごたえのある物が多くなりがちです。家族の食べやすいかたさを知っておけば、店選びや車中泊の献立も決めやすくなります。食事の形やかたさについて医師などから指示を受けている場合は、その指示に従ってください。
かむことに配慮した食品の区分
農林水産省は、介護食品を「スマイルケア食」として整理しています。資料によると、噛むことに問題がある人向けの食品については「そしゃく配慮食品の日本農林規格」(JAS)を定め、かたさを次の四つに分けています。
| 区分 | 資料にある定義 |
|---|---|
| 容易にかめる食品 | 容易にかみ切り、かみ砕き又はすりつぶせる程度のもの |
| 歯ぐきでつぶせる食品 | 容易にかめる食品と舌でつぶせる食品の中間程度のもの |
| 舌でつぶせる食品 | 舌と口蓋の間で押しつぶせる程度のもの |
| かまなくてよい食品 | かまずに飲み込める程度のもの |
資料は、ある調査で、65歳以上の在宅療養患者のうち3割は噛める程度に制限があった、とも紹介しています。家族がどの区分に近いかを、旅の前に一度話し合っておくと安心です。
車中泊の調理でやわらかくする
車中泊の調理では、煮る料理がやわらかくしやすく便利です。野菜や豆腐、魚を小さめに切って煮れば、一つのなべで食べやすい一品になります。根菜は、先に家で下ゆでしておくと、旅先で煮る時間も短くすみます。ごはんはおかゆにしたり、汁物に入れたりすると、かむ力が弱い人も食べやすくなります。
市販のレトルトのおかゆや、やわらかく調理された食品を持っていくのも一つの方法です。表示を見て、家族に合ったかたさの物を選びましょう。
旅先の食事の工夫
外で食べるときは、煮物や汁物、茶わん蒸しなど、やわらかい料理のある店を選ぶと、家族みんなで同じ食卓を囲めます。料理を小さく切るための小さなはさみがあると、店でも車でも役に立ちます。
食事の時間はゆっくりとり、急がせないことも大切です。飲み物をそばに置き、少しずつ食べられるようにしましょう。下ごしらえした食材を冷やして運ぶには、クーラーボックスが欠かせません。
クーラーボックスは、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- 高齢の家族との食事は、ふだん食べているかたさに合わせて選びます。
- かむことに配慮した食品には、四つのかたさの区分があります。
- 車中泊では煮る料理を中心に、小さく切ってやわらかくしましょう。
次に読む旅先の食事の工夫は『車中泊ごはん』のコーナーへ。土地の味は地域のページの郷土の味でも紹介しています。前の回は、一人分の量を工夫する一人の車中泊ごはんでした。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 農林水産省 大臣官房新事業・食品産業部 食品製造課「スマイルケア食の取組について(令和7年1月)」(確認日 2026-10-17)
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