砂の上を走る車:オーストラリアの砂浜で学ぶ空気圧と脱出の道具
- 砂浜を車で走る国立公園で、必ず持つよう求められている道具
- 空気圧を下げるときに守ること
- 砂にはまったときに抜け出す手順
必ず持つのは空気圧計・空気入れ・マット・スコップ
オーストラリアのクイーンズランド州には、四輪駆動の車で砂浜を走ることができる国立公園があります。州の公園局(QPWS)の手引きは、砂の上を走るときに必ず持つ物として、空気圧計、使える携帯用の空気入れ、十分な飲み水、救急箱、脱出用のマット(トラクションマット)、スコップを挙げています。砂の上の運転は、道具をそろえるところから始まります。
手引きにある主な決まりと注意
| 項目 | 手引きにあること |
|---|---|
| 必ず持つ物 | 空気圧計、携帯用の空気入れ、飲み水、救急箱、脱出用のマット、スコップ |
| 空気圧 | 深く柔らかい砂で空気圧を下げるなら、タイヤメーカーの空気圧の範囲を守る |
| 下げたときの危険 | 空気の少ないタイヤは、速すぎたり急にハンドルを切ったりすると外れることがある |
| 荷物 | 重い物を低く均等に積み、積みすぎない。乗る人の重さも荷物と考える |
| 車間 | 前の車から少なくとも車3台分の距離をとる |
| 引っぱっての脱出 | ロープなどでの脱出は訓練を受けた人だけが行う |
手引きは、ロープなどで引っぱる脱出について、訓練を受けていない人は行わないよう書いています。公園のレンジャーも、危険が大きいため、引っぱっての脱出は手伝えないとしています。安全なら、ロープの代わりに脱出用のマットを使うか、地元のけん引の業者に連絡するよう勧めています。
砂にはまったときの手順
手引きは、前に進まなくなったと感じたら、車輪を空回りさせ続けないよう求めています。そのうえで、次の順番で抜け出す方法を示しています。
- エンジンを止め、ギアを入れる(オートマチック車はパーキング)
- サイドブレーキをかける
- タイヤの後ろに盛り上がった砂を、スコップや手、脱出用のマットで掘る
- マットの端をタイヤの下にしっかり差し込む
- まわりの人を離れさせ、固い砂の上に出るまでゆっくり後ろへ下がる
日本の旅に置き換えると
日本で車を砂浜に入れるときは、その場所の決まりを先に確かめる必要があります。また、砂浜に入らなくても、海辺の駐車場や未舗装の道で、柔らかい砂にタイヤを取られることはあります。前に進まないときにアクセルを踏み込まない、まわりを確かめてからゆっくり下がる、という考え方は日本でも役立ちます。手引きは、遠い場所では救助や車の引き上げに数時間かかることがあるとも書いています。広い国を旅する人たちの車と道具は、旅の本でも紹介されています。
書籍は、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- 砂の上を走るときは、空気圧計、空気入れ、脱出用のマット、スコップを持ちます。
- 空気圧を下げるなら、タイヤメーカーの範囲を守り、速度を落とします。
- はまったら空回りさせず、砂を掘ってマットを差し込み、ゆっくり下がります。
次に読む海外の車と旅の話は『世界の珍しい車』のコーナーへ。日本の車の種類との違いは車種ページで比べられます。前の回は、温水を回して暖める暖房の仕組みでした。
参考にした公式情報(1件・2026年10月17日に確認)
- Queensland Parks and Wildlife Service(オーストラリア クイーンズランド州政府)「Driving on sand safety guide(BP2247 January 2025)」(確認日 2026-10-17)
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