一人旅の道具:自分だけが使う物を絞る
撮影 Joseph from Cabin On The Road, USA / CC BY-SA 2.0- 一人旅で荷物を絞るときの分け方
- 冬に削ってはいけない道具
- 荷物の積み方の決まり
一人旅は、道具を絞りやすい
家族で出かけるときは、人数分の寝具や食器が要ります。一人旅なら、自分が使う物だけを考えればよいので、荷物をぐっと減らせます。荷物が少ないと、車内が広く使え、片付けの時間も短くなります。
ただ、「何でも持っていけば安心」と思うと、一人旅でも荷物はすぐ増えます。出発前に、持っていきたい物をいったん床に全部並べてみましょう。
三つに分けて、減らす
並べた物を、使う回数で三つに分けます。
| 分け方 | 例 | 持っていくか |
|---|---|---|
| 毎日使う | 寝袋・マット・明かり・着替え | 必ず持つ |
| ときどき使う | 小さな鍋・折りたたみの椅子 | 旅の日数で決める |
| 念のため | 予備の工具・大きなテーブル | 本当に要るかもう一度考える |
| どこでも買える | ティッシュ・飲み物 | 旅先で買ってもよい |
「念のため」の中には、一度も使わずに持ち帰る物がよくあります。前の旅で使わなかった物を書き残しておくと、次の旅で減らしやすくなります。
冬に削ってはいけないのは寝具
荷物を減らすときも、冬の寝具だけは削らないようにしましょう。JAFが冬の菅平高原で行ったテストでは、エンジンを止めた車で対策をしなかった人は2時間45分で続けられなくなりました。寝袋や、毛布と使い捨てカイロを使った人は8時間過ごせましたが、車内はマイナス7度まで下がっています。一人旅では、寒さに困ったときに助けてくれる人がそばにいません。寝袋とマットは、季節に合った物を選びます。
積み方にも決まりがある
道路交通法の第55条では、運転者の視野やハンドルなどの操作を妨げたり、後写鏡(ミラー)の効用を失わせたり、車両の安定を害したりするような積載をして運転してはならないとしています。荷物が少ない一人旅でも、助手席に物を積み上げたり、後ろの窓をふさいだりしないようにしましょう。重い物は床に近い低い場所へ、よく使う物は手の届く場所へ置くと、走っていても荷物が動きにくくなります。
- 持っていきたい物を一度すべて並べた
- 使う回数で三つに分けた
- 前の旅で使わなかった物を減らした
- 冬の寝袋とマットは季節に合った物にした
- 助手席や後ろの窓をふさがないように積んだ
道具を一つずつ選び直すなら、自分の旅の日数と季節に合う物から探すと、無駄な買い物が減ります。
寝袋・マットは、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- 一人旅の荷物は「毎日使う」「ときどき使う」「念のため」に分けると絞れます。
- 冬の寝具は削らないこと。エンジンを止めた車内はとても冷えます。
- 道路交通法では、視野や操作を妨げる積み方をして運転してはいけません。
次に読む道具の種類ごとの選び方は『グッズの選び方(種類別)』のコーナーへ。前の回のコラムでも、旅の道具の選び方を紹介しています。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)「道路交通法 第55条(乗車又は積載の方法)」(確認日 2026-10-17)
- JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)「真冬の車内温度(ユーザーテスト)」(確認日 2026-10-17)
あわせて読む
同じ分類(グッズの選び方)のコラム
イメージ撮影 Chachacha369 / CC BY-SA 3.0ペットと車で出かけるときの道具は、クレート、給水器、トイレの道具の三つが中心です。練馬区と三重県のペットの備えの資料を手がかりに、選ぶときに見たい点と、旅の前に慣らしておく工夫を表と点検表で整理します。
イメージ撮影 David Pursehouse from Kawasaki, Japan / CC BY 2.0夜の車内で懐中電灯や鍵を探すとき、道具の色や目印の付け方で見つけやすさが大きく変わります。明るい色の袋に分けて入れる工夫や、反射する素材の目印の使い方を、山梨県警察の反射材の案内も手がかりに整理します。
イメージ撮影 Aryahmmr / CC BY-SA 4.0家族の車中泊では、大人の道具をそのまま子どもに使うと合わないことがあります。子どもの体に合う寝袋の大きさの考え方と、子どもが自分で使える照明の選び方、照明に入れる電池の扱いを、NITEと電池工業会の資料を手がかりに書きます。
イメージ撮影 RVテラス(図) / 当サイト作成雪や雨の旅では、濡れた上着や道具と、濡らしたくない電子機器や着替えが車内で同じ場所に集まります。防水の袋を二つの役割で使い分ける方法と、電池を使う機器をしまうときの注意を、気象庁とNITEの資料を手がかりに整理します。


