道具の固定:走行中に物が飛ばないように
撮影 RVテラス(図) / 当サイト作成- 急ブレーキのときに荷物が飛ぶ危険
- ベルトやネットで荷物を固定する方法
- 重い物と軽い物の積み方の順番
急ブレーキで荷物は前へ飛ぶ
車が急に止まると、車内の物は走っていた勢いのまま前へ動きます。しっかり固定していない荷物は、座っている人の背中や頭に向かって飛んでくることがあります。
JAFは、チャイルドシートを使わなかった場合に急ブレーキで乳幼児がこうむる危険性を確かめるため、時速40キロから急ブレーキをかけるテストを行っています。人を守る道具の大切さを確かめるテストですが、支えのないものほど前へ動きやすいという点は、荷物でも同じです。ベルトで留めていない箱や水のタンクは、止まった瞬間に前へ滑り出します。
固定は「決まり」でもある
国土交通省のキャンピング車の構造の決まりでは、取り外せる設備は、走行中の振動などで動かないよう、決まった場所に確かに収納するか、固定することとされています。キャンピングカーの設備に限らず、車中泊の荷物も同じ考え方で積みましょう。
| 固定の方法 | 向いている荷物 | 使い方のこつ |
|---|---|---|
| 荷締めのベルト | 箱・水のタンク・クーラーボックス | 車の固定の金具に掛け、ゆるみがないよう締める |
| 荷物用のネット | 袋や形の違う小物 | 上からかぶせ、四隅を金具に掛ける |
| 仕切りの板や箱 | 細かい物 | 箱に入れてから、箱ごと固定する |
| 座席のベルト | 座席に置いた荷物 | 座席のベルトを荷物に通して締める |
積み方の順番
固定の前に、積み方の順番も大切です。重い物を下に、軽い物を上に積むと、荷物が崩れにくくなります。
1. 水のタンクや電源など重い物を、床の低い位置に置く2. 重い物は前の座席に近い側に寄せ、すき間を作らない3. その上に軽い袋や寝具を積む4. 全体をベルトやネットで固定する5. 走り出す前に、荷物を手で押して動かないか確かめる
走っているあいだに使う物は、座席の足元など手の届く場所に置き、荷室の荷物はできるだけ動かさないようにします。休憩のたびに荷物を出し入れすると、固定がゆるみやすくなります。
- 重い物を床の低い位置に置いた
- 荷物のあいだにすき間がない
- ベルトやネットで固定した
- 手で押して荷物が動かないか確かめた
- 座席の上に固定していない物を置いていない
形の違う小物をまとめて押さえるには、荷物用の収納ネットを一枚用意しておくと便利です。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
まとめ
- 急ブレーキのとき、固定していない荷物は前へ飛んできます。
- 重い物を下に積み、ベルトやネットで固定しましょう。
- 走り出す前に、荷物を手で押して動かないか確かめます。
次に読む道具の選び方は『グッズの選び方(種類別)』のコーナーへ。前の回のコラムでは、防水の袋の使い分けを取り上げました。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 国土交通省「用途区分通達 4-1-3(4) キャンピング車の構造要件(PDF)」(確認日 2026-10-17)
- JAF(一般社団法人 日本自動車連盟)「チャイルドシート不使用の危険性(JAFユーザーテスト)」(確認日 2026-10-17)
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