乾電池の照明を一つ持っておく理由
- 充電式の照明だけに頼らない理由
- 乾電池と充電式の電池の違い
- 予備の電池を安全に保管する方法
充電式の照明が使えない夜がある
最近の照明は、充電して何度も使える物が主流です。軽くて明るく、電池を買い足す手間もありません。ただ、旅先では、充電を忘れたまま出かけた、充電する電源がなかった、連泊で充電が追いつかなかった、という場面があります。気温が低い夜は、充電式の電池の減りが早く感じられることもあります。
そんなときのために、乾電池で動く照明を一つと、その電池を一組、車に積んでおきましょう。首相官邸の「災害が起きる前にできること」でも、手の届くところに懐中電灯を備えておくよう勧めています。旅の車も、夜を過ごす家の一つです。
乾電池と充電式の電池の違い
電池工業会の資料では、一次電池と二次電池の明確な違いは充電の有無にあるとしています。一次電池は充電できないため繰り返し使えず、製造・販売の時点で満充電で、使うたびに容量が減っていきます。二次電池は充電することで繰り返し使えます。
| 比べる点 | 乾電池(一次電池) | 充電式の電池(二次電池) |
|---|---|---|
| 充電 | できない | できる |
| 使い始め | 買ってすぐ使える | 充電してから使う |
| 予備として | 使わずに積んでおける | 時々充電しておく必要がある |
| 旅先で切れたとき | 店で買い足せる | 電源を探す必要がある |
乾電池は、買った時点で使える状態になっているので、予備として積んでおくのに向いています。
予備の電池を安全に保管する
NITEは、電池の電極を正しい方向で入れること、新しい電池と古い電池を混ぜて使うと過放電を起こして液漏れするので交換するときはすべて新しい物にすること、保管するときは他の電池や金属製の物と接触させないことを注意しています。予備の電池は、ケースや袋に入れて、工具や小銭と分けて積みましょう。
照明に入れたまま長く使わないと、電池が液漏れすることがあります。予備の照明は電池を抜いて、電池と一緒に一つの袋にまとめておくと、いざというときにすぐ組み立てられます。
- 乾電池で動く照明を一つ積んだ
- 照明に合う乾電池を一組、ケースに入れて積んだ
- 予備の電池を、工具や小銭と分けた
- 新しい電池と古い電池を混ぜていない
- 旅の前に、照明が点くか確かめた
充電式の照明をまとめて充電するなら、ポータブル電源を一台用意しておくと、旅先でも続けて使えます。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
まとめ
- 充電式の照明は便利ですが、充電切れの夜に備えて乾電池の照明を一つ持ちましょう。
- 乾電池は買ってすぐ使えるので、予備として積んでおくのに向いています。
- 予備の電池はケースに入れ、金属の物と分け、新旧を混ぜずに使います。
次に読む電気の使い方は『電気まわり』のコーナーへ。読み物『電気まわりの基本』もあわせてどうぞ。前の回のコラムでは、電気に頼りすぎない旅の考え方を紹介しています。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 一般社団法人 電池工業会(環境省の会議資料に掲載)「電池の種類(PDF)」(確認日 2026-10-17)
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)「電池による事故(PDF)」(確認日 2026-10-17)
- 首相官邸「災害が起きる前にできること」(確認日 2026-10-17)
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