電池の種類:アルカリ電池と充電式の電池
撮影 Tobias ToMar Maier / CC BY-SA 3.0- 使い切りの電池と充電式の電池の、いちばんの違い
- 旅の道具ごとの使い分けの考え方
- 液漏れを防ぐ入れ方と持ち運び方
違いは「充電できるかどうか」
電池工業会の資料では、一次電池と二次電池の明確な違いは充電の有無にあるとしています。アルカリ電池のような一次電池は、売られた時点がいちばん電気が多い状態で、使うたびに減っていき、充電はできません。ニッケル水素電池のような二次電池は、充電してくり返し使えます。
同じ資料の表では、ニッケル水素電池の電圧は1.2Vとされています。また、市販のニッケル水素電池は乾電池の代わりとしてほとんどの機器で使えると書かれています。ただ、機器によっては使えないものもあるので、説明書で確かめておきましょう。
| 比べる点 | アルカリ電池(一次電池) | ニッケル水素電池(二次電池) |
|---|---|---|
| 充電 | できない | できる |
| 買ったとき | すぐ使える | 使う前に充電の状態を確かめる |
| 向く使い方 | たまに使う道具、非常用 | 毎晩使うランタンなど |
| 旅先で切れたら | 店で買い足せる | 充電する電源が要る |
旅の道具ごとに使い分ける
毎晩点けるランタンや、よく使う懐中電灯には、充電式の電池が向いています。ポータブル電源や車の電源から充電器を使えば、旅の途中でも電気を戻せます。一方、時計やラジオのように長く少しずつ使う道具や、非常用の袋に入れておく分は、使い切りの電池をそろえておくと、充電を忘れても困りません。
充電式の電池は、旅に出る前の晩に家で充電しておき、車の中では充電した組と使い終えた組を分けて入れておくと迷いません。袋やケースに「充電済み」「使用済み」と書いた紙を貼るだけでも十分です。使い切りの電池は、旅先のコンビニや道の駅の売店でも買いやすいのが利点ですが、山あいや島では手に入りにくいこともあります。道具ごとに必要な本数と大きさを書き出し、予備を一組ずつ持つと安心です。電池の大きさは道具によって違うので、出発前にふたを開けて確かめておきましょう。
液漏れを防ぐ入れ方と持ち運び方
NITEは、電池を逆向きに入れると内圧が上がって液漏れすること、新しい電池と古い電池を混ぜて使うと液漏れの原因になり、交換するときはすべて新しいものにすることを注意しています。また、保管するときは他の電池や金属と触れさせないようにと書いています。
- 電池の向きを確かめてから入れた
- 一つの道具の中で、新しい電池と古い電池を混ぜていない
- 予備の電池は仕切りのあるケースに入れた
- 鍵や小銭と同じポケットに電池を入れていない
- 長く使わない道具からは電池を抜いた
充電式の電池をまとめて充電するなら、ポータブル電源を一台用意しておくと旅先でも続けて使えます。
価格はメーカー・販売元の公式ページの表示を確認日に見た物です。今の価格・在庫は販売先で確かめてください。
まとめ
- アルカリ電池は使い切り、ニッケル水素電池は充電してくり返し使える電池です。
- 毎日使う道具は充電式、たまに使う道具や非常用は使い切りと分けると便利です。
- 向きをそろえ、新旧を混ぜず、金属と触れない保管で液漏れを防ぎましょう。
次に読む電気の基本は『電気まわり』のコーナーと、読み物『電気まわりの基本』で紹介しています。前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 一般社団法人 電池工業会「電池の種類(2024年7月31日 資料)」(確認日 2026-10-17)
- 独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)「乾電池の事故を防ぐために」(確認日 2026-10-17)
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