トイレとお風呂の施設が多い地域:温泉地の車中泊
撮影 Aspere / CC0- 温泉地が、車中泊の旅で過ごしやすい理由
- 温泉の施設に掲示されている入浴の注意
- 泊まる場所の決まりを確かめる方法
お風呂に入りやすい地域
車中泊の旅で困りやすいのが、体を洗う場所です。温泉地の近くは、日帰りで入れるお風呂の施設が多く、旅の途中でも体を清潔に保ちやすい地域です。施設にはトイレや洗面所もあるので、衛生の面でも過ごしやすくなります。
泊まる場所を選ぶときにも、お風呂の近さは大切です。日本RV協会のRVパークの条件には、入浴施設が近隣にあること(車で15分圏内)が挙げられています。お風呂から泊まる場所までが近ければ、湯冷めしにくく、夜の運転も短くてすみます。旅の計画では、泊まる場所とお風呂の施設を、一組にして選ぶと考えると組み立てやすくなります。お風呂の施設の営業時間と休みの日も、あわせて調べておきましょう。
施設に掲示されている入浴の注意
温泉の施設では、入浴の注意が掲示されています。温泉法の第十八条では、温泉を公共の浴用又は飲用に供する者は、施設内の見やすい場所に、温泉の成分、禁忌症、入浴又は飲用上の注意などを掲示しなければならない、と定められています。
環境省が平成26年7月1日に通知した掲示の基準では、入浴の注意として、次のような項目が示されています。
| 場面 | 注意の項目(基準より) |
|---|---|
| 入浴の前 | 食事の直前、直後及び飲酒後の入浴は避けること |
| 入浴の前 | 運動後30分程度の間は身体を休めること |
| 入浴の前 | 高齢者、子供及び身体の不自由な人は、1人での入浴は避けることが望ましいこと |
| 入浴の前 | 浴槽に入る前に、手足から掛け湯をして温度に慣らすこと |
| 入浴の温度 | 高齢者、高血圧症若しくは心臓病の人又は脳卒中を経験した人は、42℃以上の高温浴は避けること |
運転のあとで疲れているときや、長い時間歩いたあとは、少し休んでから入るとよいでしょう。入る前にコップ一杯程度の水分を補給しておくことも、基準の中で触れられています。
泊まる場所の決まりを確かめる
お風呂の施設の駐車場は、お風呂を使う人のための場所です。そのまま泊まってよいかは、施設ごとに決まっています。
- 入浴の施設の駐車場に泊まってよいかを、施設に確かめた
- 泊まる場所は、RVパークなど泊まってよい場所を別に選んだ
- 入浴の前に、食事の時間と運転の予定を決めた
- 入浴のあとに運転するなら、休んでから出ることにした
体を拭くシートを車に置いておくと、お風呂に入れない日にも役立ちます。
ウェットシートは、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
グッズのページへまとめ
- 温泉地の近くは日帰りのお風呂が多く、車中泊の旅で体を清潔に保ちやすい地域です。
- 温泉の施設には、温泉法にもとづく入浴の注意が掲示されています。入る前に読みましょう。
- お風呂の施設の駐車場に泊まってよいかは、施設に確かめます。
次に読む車中泊のトイレの考え方は、読み物『一人の車中泊の防犯とトイレ』へ。水とトイレのコーナーもあわせてどうぞ。前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- e-Gov 法令検索(デジタル庁)「温泉法 第十八条(温泉の成分等の掲示)」(確認日 2026-10-17)
- 環境省「温泉法第18条第1項の規定に基づく禁忌症及び入浴又は飲用上の注意の掲示等の基準(平成26年7月1日 通知)」(確認日 2026-10-17)
- くるま旅クラブ(一般社団法人 日本RV協会)「日本RV協会公認車中泊施設「RVパーク」」(確認日 2026-10-17)
あわせて読む
同じ分類(水・トイレ・衛生)のコラム
イメージ撮影 Infrogmation / CC BY-SA 4.0車中泊の旅で持っていく水の量は、家族の人数と旅の日数から計算しておくと迷いません。首相官邸の備えの案内にある飲み水のめやすを使った計算表のつくり方と、洗い物などに使う水を家で測る方法、くみ置きの水の持ちのめやすをまとめます。
イメージ撮影 Mcapdevila / CC BY-SA 3.0水のタンクやボトル、洗面器は、使ったあとに湿ったまましまうと、においや汚れの元になります。旅のあとに洗って乾かす手順と、乾かす場所の選び方を、厚生労働省と東京都水道局の衛生や水のくみ置きの案内も参考にまとめます。
イメージ撮影 Filip Maljković from Pancevo, Serbia / CC BY-SA 2.0車中泊の朝は、使える水の量が限られます。歯みがきと洗顔を、一つの洗面器にくんだ水で済ませる順番と、使った水の捨て方をまとめます。東京都水道局が示す、水を流しっぱなしにしたときの量の目安も紹介します。
イメージ撮影 RVテラス(図) / 当サイト作成車の中で水や飲み物をこぼしたら、表面を拭くだけでなく、マットの下まで乾かすことが大切です。湿気が残ると、においやカビ、ダニの原因になります。こぼしたときの拭き取りの手順と、マットの下まで乾かす理由、梅雨の時期の乾かし方をまとめます。


