防災の本を一冊車に:紙の情報の強さ
撮影 David Pursehouse from Kawasaki, Japan / CC BY 2.0- 防災の本や冊子を、紙のまま車に積んでおく理由
- 車に積む一冊の選び方
- 積み方と、ふだんの使い方
電気がなくても読める
災害のときに頼りにしたいのがスマートフォンですが、停電が続けば充電が心配になり、通信が混み合えば調べ物もしにくくなります。そんなとき、紙の本や冊子は、電気も電波もなしに読めます。
応急手当のしかた、避難のときの持ち物、トイレの工夫など、いざというときに知りたいことは、あらかじめ紙で手元にあると安心です。暗い中では、懐中電灯と一緒に使います。首相官邸の「災害が起きる前にできること」のページも、手の届く所に懐中電灯などを備えておくよう呼びかけています。
撮影 David Pursehouse from Kawasaki, Japan / CC BY 2.0自治体が作った防災の冊子
防災の冊子は、自治体が作って配ったり、ホームページで公開したりしていることがあります。たとえば東京都の報道発表には、事業所の防災リーダー向けのマニュアルが、防災の冊子「東京防災」「東京くらし防災」の内容も参照して作られ、三冊セットで活用すると防災の知識を深められると書かれ、マニュアルは東京都防災ホームページで電子版を公表するとされています。
住んでいる市町村や都道府県にも、防災の冊子やハザードマップがあるかもしれません。役所の窓口やホームページで確かめてみましょう。
車に積む一冊の選び方
| 見る点 | 選び方 |
|---|---|
| 中身 | 応急手当・避難・トイレ・水と食べ物がのっている |
| 地域 | 住んでいる地域や、よく旅をする地域の情報がある |
| 大きさ | 車の収納に入り、片手で開ける |
| 読みやすさ | 字が大きく、図が多い |
全部を一冊に求めなくてもかまいません。地域の冊子とハザードマップ、応急手当の小さな本、と分けて積む方法もあります。
防災の本は、価格と型番を確かめた品がまだありません。確かめ済みの車中泊の道具はグッズのページで比べられます。
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撮影 Algebar / CC BY-SA 4.0積み方と、ふだんの使い方
- 本は、防水の袋に入れて積む
- 懐中電灯やライトと同じ場所に入れる
- 家族の連絡先や集まる場所を書いた紙を、本にはさんでおく
- 旅の前に、行き先の地域のハザードマップを確かめる
- 一年に一度、本の中身と、はさんだ紙を見直す
ふだんの旅の休憩のときに、ぱらぱらと読んでおくのもおすすめです。一度読んだことがあれば、いざというときに、どこに何が書いてあったかを思い出しやすくなります。子どもと一緒に読めば、家族で避難の話をするきっかけにもなります。
まとめ
- 紙の本や冊子は、電気も電波もなしに読めます。災害のときの心強い備えです。
- 自治体の防災の冊子やハザードマップも探してみましょう。
- 防水の袋に入れ、懐中電灯と一緒に積み、ふだんの旅でも読んでおきましょう。
次に読む災害のときの車の使い方は、読み物『災害のときのキャンピングカー・車中泊避難』へ。会社や家族の備えは『BCP』のコーナーにまとめています。前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 東京都「報道発表(2025年3月)事業所防災リーダー向けのマニュアルの公表」(確認日 2026-10-17)
- 首相官邸「災害が起きる前にできること」(確認日 2026-10-17)
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