関東の県とも災害協定:首都圏で車を備える考え方
撮影 Algebar / CC BY-SA 4.0- 日本RV協会と茨城県が結んだ協定の内容
- 関東で想定されている地震の起こりやすさ
- ふだんの車を、災害に備えて整えておく考え方
茨城県と日本RV協会が協定を結んだ
日本RV協会は、2026年10月14日(水)に茨城県と「災害時におけるキャンピングカーの提供に関する協定」を結んだと発表しました。協会の発表では、「災害が発生し又は発生するおそれがある場合に、相互に連携し、円滑な災害緊急対応を実施することを目的として」、キャンピングカーを貸し出す内容とされています。
ここで大切なのは、この協定は県と協会のあいだの約束だという点です。災害のときに住民が協定でキャンピングカーを借りられる、という意味ではありません。キャンピングカーが災害の対応にどう使われてきたかは、読み物『災害のときのキャンピングカー・車中泊避難』で、ほかの自治体の例とあわせて紹介しています。
撮影 David Pursehouse from Kawasaki, Japan / CC BY 2.0関東で想定されている地震
地震調査研究推進本部は、相模トラフ沿いで起こる地震について、起こりやすさを公表しています。
| 地震の種類 | 規模 | 30年以内に起こる確率 |
|---|---|---|
| 相模トラフ沿いのM8クラスの地震 | M8クラス | ほぼ0%~6% |
| プレートの沈み込みに伴うM7程度の地震 | M7程度 | 70%程度 |
確率の数字は、評価の考え方によって幅があります。大切なのは、関東に住む人や関東を通って旅をする人にとって、大きな地震は「遠い話」ではないということです。
ふだんの車を「備え」にしておく
キャンピングカーを持っていなくても、ふだんの車を少し整えておくだけで、災害のときにできることが増えます。
- 燃料:残りが少なくなる前に入れる習慣をつける
- 車内の備え:飲み水・携帯トイレ・毛布・懐中電灯を、ひとまとめにして積んでおく
- 電気:車で充電できる道具や、ポータブル電源の残りを時々確かめる
- 停める場所:住んでいる市町村が、車での避難をどう案内しているかを調べておく
- 家族との約束:はぐれたときに集まる場所を決めておく
車の中で長く過ごすときは、体を動かすことや換気など、健康のための注意があります。くわしくは、公的な資料をもとにまとめた読み物『災害のときのキャンピングカー・車中泊避難』をご覧ください。
撮影 David Pursehouse from Kawasaki, Japan / CC BY 2.0会社として備えるなら
社用車やキャンピングカーを、停電や移動のときの拠点として考える会社もあります。止めてはいけない業務と、そのために必要な電気や車の使い方を書き出しておくことが出発点です。『災害対策・BCPのコーナー』に、考え方の整理に使える点検表があります。
まとめ
- 2026年10月14日、日本RV協会は茨城県と災害時のキャンピングカーの提供に関する協定を結びました。
- 協定は県と協会の約束で、住民が車を借りられるという意味ではありません。
- 関東では大きな地震が想定されています。燃料・車内の備え・停める場所の確認から始めましょう。
次に読む車での避難の注意点は、読み物『災害のときのキャンピングカー・車中泊避難』へ。会社の備えは『災害対策・BCPのコーナー』で点検表にしています。『防災・BCP』のコーナーと、前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 一般社団法人 日本RV協会「茨城県と「災害時におけるキャンピングカーの提供に関する協定」を締結しました(2026年10月14日)」(確認日 2026-10-17)
- 地震調査研究推進本部(文部科学省)「相模トラフ沿いの地震活動の長期評価(将来の地震発生の可能性)」(確認日 2026-10-17)
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