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2025年11月21日(金)の話題防災・車中泊避難・BCPコラム No.2152この記事には広告(アフィリエイト)を含みます

被災地の近くを観光で走らない配慮

公開 確認日 2026年10月17日(出典を確かめた日)運営の方針・出典の決まり・誤りの訂正
国道6号の「この先 警戒区域」の表示(福島県広野町)撮影 Hohoho / CC BY-SA 3.0
国道6号の「この先 警戒区域」の表示(福島県広野町)(イメージ) この写真について
この記事で分かること
  • 災害のあとの地域で、道路がどう使われるか
  • 観光の車がその地域へ向かうと起きやすいこと
  • 旅の行き先や日程を見直すときの考え方

災害のあとの道路は、救助と復旧の道になる

大きな地震や豪雨のあと、被災した地域の道路は、救助や物資の運搬、壊れた道や電線を直す車のために使われます。災害対策基本法の第七十六条第一項では、都道府県公安委員会が、その都道府県や隣接・近接する都道府県の地域で災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場合に、災害応急対策が「的確かつ円滑に」行われるようにするため緊急の必要があると認めるとき、政令で定めるところにより道路の区間(災害の場所とその周辺では区域又は道路の区間)を指定して、緊急通行車両以外の車両の通行を禁止したり制限したりできると定めています。第二項は、通行の禁止や制限をしたときは、その区域や区間などを直ちに周知させる措置をとるよう定めています。

つまり、ふだんは自由に走れる道でも、災害のあとは一般の車が入れない区間ができることがあります。観光の予定を立てた道が、そのまま走れるとは限りません。

車が集まると、緊急の車が通りにくくなる

神奈川県の緊急時の交通の案内は、県警察本部が国道や主要な県道などのうち54路線を緊急交通路に選び、大震災のときには必要な区間で災害対策基本法第76条に基づく交通規制を行うとしています。また、阪神・淡路大震災では、国道などに避難のため車が殺到し、消防車や救急車の通行が妨げられた例があったと伝えています。避難の車でさえ道をふさぐことがあるのですから、観光の車が加われば、なおさら道は混み合います。

場面災害のあとの道路で起きること旅をする人ができる配慮
通行の禁止・制限一般の車が通れない区間ができるその地域を通らない道順に変える
幹線道路車が集まりやすい不要な移動を控える
復旧の工事工事の車や作業が続く日程をずらす、行き先を変える

旅の計画を見直すときの考え方

前から決めていた旅の行き先が、災害のあった地域の近くになることがあります。そんなときは、出発の前に、その地域の自治体や道路を管理する所の発表を確かめましょう。通行の止まっている道や、復旧の作業が続いている場所が分かれば、遠回りをするか、旅そのものを延ばすかを落ち着いて決められます。

  • 行き先の自治体の発表を確かめた
  • 通る予定の道路の通行の情報を確かめた
  • 被災した地域を通らない道順を考えた
  • 日程を延ばす場合の宿や予約の取り消しを確かめた

支えたい気持ちは、受け入れの案内に合わせて

被災した地域を手伝いたいと思ったときも、すぐに車で向かうのは控えましょう。内閣府の防災Q&Aは、ボランティアに行く前に「受入れ状況を確認しましょう」と呼びかけています。観光を控えることも、落ち着いたあとに旅で訪れることも、それぞれ地域を支える形の一つです。

まとめ

  • 災害のあとは、緊急通行車両以外の車の通行が禁止・制限される区間ができることがあります。
  • 観光の車が集まると、救助や復旧の車が通りにくくなります。
  • 出発の前に自治体や道路の発表を確かめ、行き先や日程を見直しましょう。

次に読む備えの考え方は『防災・BCP』のコーナーへ。読み物『災害のときの車中泊避難』と『BCPのコーナー』もあわせてどうぞ。受け入れが始まってから手伝いに向かうなら、コラムNo.2137「災害のあとのボランティアに車で行くとき」が、食べ物・水・寝る場所を自分で用意する出発前の確かめの参考になります。

出典

この記事の数字と決まりを確かめた資料です。

  1. e-Gov 法令検索(デジタル庁)「災害対策基本法 第七十六条(災害時における交通の規制等)」(確認日 2026-10-17)
  2. 神奈川県「緊急時の交通は」(確認日 2026-10-17)
  3. 内閣府(防災担当)「防災 Q&A(広報誌「ぼうさい」)」(確認日 2026-10-17)
公開 確認日 2026年10月17日(出典を確かめた日)運営の方針・出典の決まり・誤りの訂正

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