寝床の幅を広げる:横に荷物を置かない
撮影 Danny6060 / CC BY-SA 4.0- 寝床の幅が足りなくなりやすい理由
- 荷物の置き場所を、寝床の横から移す方法
- 寝ている所の周りに物を積まないほうがよい理由
長さより、幅が足りなくなる
車の寝床は、長さを延ばす工夫ができても、幅は車体の幅で決まってしまいます。そのうえ、寝床の横の壁ぎわは、荷物を置きやすい場所でもあります。荷物を寝床の横に並べると、寝返りを打てる幅が少しずつ減っていきます。
国土交通省のキャンピング車の構造要件では、大人用の寝床は一人につき幅0.5m以上の連続した平らな面が要るとされ、寝床の上には0.5m以上の空間を持つことも決められています(寝床の一方の端から0.9mまでの範囲は0.3m以上でよい、とされています)。二人で寝るなら、横に荷物を置いたままでは、この幅を確保するのが難しくなります。
撮影 Tokumeigakarinoaoshima / CC0荷物の置き場所を移す
寝床の横の荷物は、寝る前に別の場所へ移します。
| 移す先 | 向いている荷物 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 前の座席 | 翌朝まで使わない袋 | 運転の前に元に戻す |
| 足元・床下の収納 | 重い箱、水の容器 | 夜中に足を引っかけない |
| 天井近くのネット | 軽い衣類、タオル | 重い物は入れない |
| 車の外の収納 | 靴、外で使う道具 | 雨や盗難に気をつける |
寝る前に置き場所を移すのが面倒なら、出発前の荷造りの段階で、寝床の横には何も置かないと決めておくと楽です。毎晩出し入れする物は、寝床から手の届く小さな袋一つにまとめましょう。
寝ている所の周りに、物を積まない
寝床の周りに荷物を高く積むと、車が揺れたときや、夜中に体が当たったときに、物が崩れて顔の近くに落ちてくることがあります。家の防災でも同じ考え方があり、首相官邸の災害が起きる前にできることのページは、寝室や子ども部屋には、できるだけ家具を置かないようにすること、置く場合もなるべく背の低い家具にすることを呼びかけています。
車の中でも、寝ている所の頭の近くには重い物や高く積んだ物を置かないようにしましょう。棚のある車なら、扉や留め具が閉まっているかを寝る前に確かめておくと、夜中に物が落ちてくる心配が減ります。
- 寝床の横に、荷物を置いていない
- 頭の近くに、重い物や高く積んだ物がない
- 夜中に使う物は、小さな袋一つにまとめた
- 前の座席に移した荷物を、運転の前に戻した
枕元に置く物を減らしたら、マットを幅いっぱいに敷くと、寝床が広く使えます。
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撮影 PietLo / CC0まとめ
- 寝床の幅は車体の幅で決まります。横に荷物を置かないことで、使える幅が広がります。
- 荷物は、前の座席や足元、天井近くのネットに移しましょう。
- 寝ている所の周りには、重い物や高く積んだ物を置かないようにします。
次に読む座席の倒し方や寝床のつくり方は、読み物『一般車の寝床づくり』へ。『寝床づくり』のコーナーと、前の回のコラムもあわせてどうぞ。
出典
この記事の数字と決まりを確かめた資料です。
- 国土交通省「用途区分通達 4-1-3(4) キャンピング車の構造要件(PDF)」(確認日 2026-10-17)
- 首相官邸「災害が起きる前にできること」(確認日 2026-10-17)
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