撮影 Riley from Christchurch, New Zealand / CC BY 2.0SAKURA Special Edition
NTB・1,997万円
写真はキャブコンの形の一例(この車ではありません)。この車の写真はメーカーの許諾後に掲載します。
この車の要点
日本特種ボディー(NTB)の「SAKURA」の「パッケージモデル」。公式は、オーダーメイドを受けない代わりに使い勝手を細部まで造り込んでパッケージ化し、「価格を抑え納期短縮」したと説明する。いすゞのキャンピングカー専用シャシ 新型Be-camの2.0t車がベースのキャブコンで、全長5,230mm。家庭用エアコン・FFヒーター・電気温水器とシャワー・ソーラー975W・インバーター2000W×2台を標準で積み、乗車7名・就寝6名。バンクベッドは奥行き2000mm。[1][2]
価格車両価格(税込み)2WD 19,965,700円/4WD 21,285,700円(2026年5月版。価格表の表記は「車両価格(税込み)」)
主な数字(公式の諸元)
| 区分(形) | キャブコン(ベース車から日本RV協会の図鑑の分け方で判定) |
|---|---|
| ベース車両 | キャンピングカー専用シャーシ いすゞ新型Be-cam(ハイキャブ2.0t・型式 2TG-NMR88AM)[2] |
| 車両サイズ(全長×全幅×全高) | 5,230×2,030×3,050mm(公式の表記は全長・全高・車幅の順)[2] |
| 車両総重量 | 公式の表記は「4.225㎏」(車両重量に乗員7名が乗った重量と注記)[2] |
| エンジン | 4JZ1-TCS 2.999L 直列4気筒直噴式ディーゼル。最高出力110kW(150PS)、最大トルク375N・m(38.2kg・m)[2] |
| トランスミッション | MYR-9S 電子制御式自動9段変速機ISIM[2] |
| 駆動 | 2WD/4WD(価格表)。車種ページの諸元は2WDのみ[1] |
| 燃費・燃料タンク | 11.8km/L〈重量車モード〉・燃料タンク70L・アドブルー尿素水タンク14L[2] |
| タイヤ | 全輪205/75R16(113/111N LT)、後輪ダブルタイヤ[2] |
| 乗車定員 | 7名[2] |
| 就寝定員 | 6名[2] |
| 価格 | 2WD 19,965,700円/4WD 21,285,700円(税込み)[1] |
外観とベース車
ベースは、いすゞの小型トラック「新型エルフ」の「プレミアム&SEカスタム寒冷地仕様車」をキャンピングカー専用に作った「【新型】Be-cam」のハイキャブ2.0t(型式 2TG-NMR88AM)。公式は、2.0t車の耐荷重性能と専用サスペンション、24V90Aの大きなオルタネーターを特長に挙げています。
車両サイズは全長5,230mm・車幅2,030mm・全高3,050mm。エンジンは4JZ1-TCS(2.999Lの直列4気筒ディーゼル、最高出力110kW、最大トルク375N・m)、変速は電子制御式の自動9段変速機ISIM。公式は60km/hに達する頃には9速に入っていると説明しています。燃費は11.8km/L〈重量車モード〉、燃料タンクは70L。
駆動は価格表では2WDと4WDの2種類。車種ページの諸元は2WDだけを載せていて、4WDの諸元は公式の資料に記載なし。
外装の標準装備は、アクリル製二重式でブラインド・網戸付きの窓(左右バンク・ギャレー・リアベッド左側・ダイネット・マルチルーム)、キャビン連動ロック付きのエントランスドア、3.5mの手動サイドオーニング。価格表の標準装備の表には「LEDポーチライト」「電動ステップ」「ハイマウントストップランプ」の項目名だけがあり、内容の記載はありません(車種ページの標準装備には「センサー付エントランスLEDポーチライト」「ハウマウントストップランプ」(原文の表記)が載っています)。運転席まわりは先進安全装置(ELFプレミアムパックに準拠)、駐車を助けるサラウンドアイ&4ソナー、カロッツェリアの楽ナビ、ETC2.0、7型ワイドの常時後方表示モニター、前後ドライブレコーダーが標準です。
室内のつくり
公式の間取り図(レイアウト図)は、車種ページ・価格表のどちらにも見当たりませんでした。部屋の並び順は公式の資料に記載なし。価格表の窓・コンセント・カーテンの置き場所から、次の場所があることが分かります。
| バンクベッド | スライド式。左右にバンクの窓、カーテンで仕切る。ベッドラダー付き、右側にコンセント。[1] |
|---|---|
| ダイネット(車種ページ) | 標準装備に「昇降式ダイネットテーブル」「座席兼用ダイネットベッド」。[2] |
| ダイネット(価格表) | ダイネット部ベッドは座席兼用。足元にコンセント。座席は2ndシート(2点式シートベルト)と3rdシート(3点式シートベルト)。[1] |
| ギャレー | 窓とコンセントがある。[1] |
| マルチルーム | 防水パン(水抜きドレン付き)・シャワー・洗面台・鏡・アッパーボックス・ハンガーパイプ付き。換気扇はキノコベント、FFヒーターの吹出口と防水コンセントがある。[1] |
| リアベッド | 一段のベッド。カーテンで仕切り、間接照明・ベッドラダー・左側の窓とコンセントがある。ベッドの下は荷室(コンセント付き)。[1] |
| 置き場所が書かれていない装備(価格表) | 4連ドリンクホルダー(ドリンクホルダー下とTV台にコンセント)。シンク・冷蔵冷凍庫・電子レンジ・トイレ(オプション)の置き場所は公式の資料に記載なし。[1] |
寝床(大きさ・人数・作り方)
就寝定員は6名(車種ページの諸元表)。寸法が公式に出ているのはバンクベッドだけです。
キッチン・水回り・トイレ
| シンク | 混合栓・ガラス蓋付き(標準)。[1] |
|---|---|
| 水のタンク | 清水48L・排水50L(標準)。[1] |
| 温水 | 電気温水器のボイラーシステム。フロージェットポンプ・アキュムレタータンク付き(標準)。[1] |
| 温水(車種ページ) | 「温水ボイラーシャワーシステム等の高額装備も標準化」と説明。[2] |
| シャワー・洗面 | マルチルームにシャワー・洗面台・鏡(標準)。床は水抜きドレン付きの防水パン。[1] |
| 冷蔵庫 | 85L冷蔵・冷凍庫(24V仕様)(標準)。[1] |
| 電子レンジ | ヘルツフリー(50Hz/60Hz共用)(標準)。[1] |
| トイレ | オプション。ラップ式トイレ3種:ラップルTYPE-B 263,952円/ラップポントレッカー 236,907円/ラップポンサニー 121,000円(税込・取付工賃込)。[1] |
電気
| サブバッテリー | リチウムイオンバッテリー5kWh×1個(標準)。1個(5kWh)追加はオプション450,000円。[1] |
|---|---|
| ソーラーパネル | 975W(195W×5枚)(標準)。[1] |
| インバーター | 2000W×2台(標準)。[1] |
| 走行充電 | 24V 25Aの走行充電器(標準)。大容量走行充電システム「エネクルーズブロック2」はオプション1,380,000円。[1] |
| ベース車のジェネレーター | 24V 90A大容量オルタネーター(いすゞBe-cam ハイキャブ2.0t諸元)。[2] |
| 外部電源 | AC100V外部充電器 12.5A/360W、外部充電コード付き(標準)。[1] |
| 外部100V出力コンセント(車種ページ) | 標準装備に「外部100V出力コンセント」とある(価格表には項目なし)。[2] |
| その他 | バッテリーモニター(残量・充放電状態を表示)、室内用DCDCコンバーター40A、室内AC100Vコンセント(ダイネット足元・ドリンクホルダー下・TV台・リアベッド左側・バンクベッド右側・ギャレー・ベッド下荷室・マルチルーム(防水))が標準。[1] |
暖房・冷房・換気
収納
グレードと選べる装備
選べるのは駆動(2WD/4WD)。公式は、従来型の「SAKURA」は内装を家具設計変更等の細部まで「フルオーダーメイドを可能」としているのに対し、Special Editionは「オーダーメイドをお受けしない代わり」に使い勝手を細部まで造り込んでパッケージ化し、「価格を抑え納期短縮」したと説明しています。価格表にも「自由設計を承っておりません」とあります。
| オプション(税込・取付工賃込) | エネクルーズブロック2 1,380,000円/リチウムイオンバッテリー5kWh×1追加 450,000円/東芝レグザ24インチTV(アンテナなし)69,130円/ラップ式トイレ(ラップルTYPE-B 263,952円・ラップポントレッカー 236,907円・ラップポンサニー 121,000円)/下廻り防錆塗装 171,050円[1] |
|---|---|
| 仕様の打ち合わせ | 1ページ目は「標準仕様打ち合わせ時間 5時間込み」、2ページ目は追加1時間あたり8,800円(標準8時間超過)と書かれ、標準の時間の数字が食い違う。[1] |
| いすゞの純正オプション | 納車後にいすゞの担当者と相談、と価格表に記載。[1] |
| サイドオーニング(車種ページ) | 車種ページはオプションの欄に「サイドオーニング」を挙げる。価格表では「サイドオーニング 3.5m手動」が標準装備で、食い違う。販売店で確かめること。[2] |
価格の内訳
乗車定員と就寝定員の違い
乗車定員は7名、就寝定員は6名(車種ページの諸元表)。価格表では、後ろの席は2ndシートが2点式、3rdシートが3点式のシートベルト。各列の人数は公式の資料に記載なし。寝る6名の内訳は公式の資料に記載なし。
免許・車検の区分
| ナンバー | 公式の資料に記載なし(8ナンバーかどうかは書かれていない)。 |
|---|---|
| 車両総重量の表記(車種ページ) | 「4.225㎏」(原文の表記)。諸元表の「実質許容重量」の欄に「実質総重量5150kg」。[2] |
| 必要な免許 | 道路交通法施行規則第2条では、車両総重量3,500kg以上7,500kg未満が準中型自動車。この車の車両総重量は車検証の「車両総重量」で確かめること。[3][4][5] |
| 車検の有効期間 | ナンバーの区分が公式に書かれていないため決められない。道路運送車両法第61条と同施行規則第37条第3項第6号の「特種の用途に供する自家用自動車」(8ナンバー)なら初回も2回目以降も2年、それ以外の自家用乗用自動車なら初回3年。RVテラスの条文の読み方で、実際の期間は販売店・運輸支局で確かめること。[3][4][5] |
どんな使い方に向くか(公式の打ち出しと数字から)
公式は「現在最高峰のベース車性能に国内最上級の居住部」とうたい、ユーザーに人気の高い高額装備(家庭用エアコン・FFヒーター・温水ボイラーシャワーシステム)を標準にしたと説明しています。価格表では、家庭用エアコン・FFヒーター・電気温水器・シャワー・清水48Lと排水50Lのタンク・ソーラー975Wが標準です。
乗車7名・就寝6名、全長5,230mm・全高3,050mm(諸元表)。
公式は、従来型の「SAKURA」はフルオーダーメイドを可能としていると説明しています。価格表には「SAKURA Special Editionは、自由設計を承っておりません」とあります。
公式の資料に記載が無かった項目
次の項目は、日本特種ボディー(NTB)の公式ページ(下の出典)に記載がありませんでした。推測の数字は書いていません。購入・レンタルの前に販売店で確かめてください。
- 間取り図・部屋の並び順
- リアベッド・ダイネットベッドの大きさ
- 就寝6名の内訳
- コンロ
- ナンバー区分(8ナンバーか)
- 車両総重量の正しい表記
- 4WDの諸元
- 断熱の仕様
- 収納の容量(外部収納38L以外)
- 諸費用
出典
- 日本特種ボディー株式会社「SAKURA Special Edition 価格表 2026年5月版(標準装備・オプション価格表。PDFの画像を書き起こし)」 https://ntbcamp.co.jp/wp-content/uploads/2026/09/SAKURA-Special-Edition価格表2026.5.12修正.pdf(2026-10-18 に確認)
- 日本特種ボディー株式会社「SAKURA Special Edition(車種ページ・諸元・標準装備)」 https://ntbcamp.co.jp/line-ups/sakura_se/(2026-10-18 に確認)
- e-Gov 法令検索「道路交通法施行規則 第2条(自動車の種類と車両総重量)」 https://laws.e-gov.go.jp/law/335M50000002060
- e-Gov 法令検索「道路運送車両法 第61条(自動車検査証の有効期間)」 https://laws.e-gov.go.jp/law/326AC0000000185
- e-Gov 法令検索「道路運送車両法施行規則 第37条第3項」 https://laws.e-gov.go.jp/law/326M50000800074
値はメーカーの公式の表示どおり。仕様・価格は予告なく変わることがあります。「免許・車検の区分」の条文の当てはめはRVテラスの読み方で、実際は販売店・運輸支局で確かめてください。
この車の形:キャブコン
キャブコンの定義・見分け方・向いている人・大きさと価格の幅は「キャブコンとは」で、ほかの形との違いは基本の分け方の一覧で説明しています。



